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不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城! とは、【NINTENDO64】用のゲーム。 概要 ストーリー キャラクター 余談 コメント 概要 不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城! ふりがな ふしぎのだんじょん ふうらいのしれんつー おにしゅうらい しれんじょう ハード 【NINTENDO64】 メディア 64Mbitロムカセット ジャンル ローグライクRPG 発売元 任天堂 開発元 チュンソフト任天堂クピド・フェアクリーチャーズアバン プレイ人数 1人 発売日 2000/09/27 (日本) 値段 7,480円(税込) 対応機能 コントローラパック シリーズ 風来のシレンシリーズ 【NINTENDO64】で発売した『風来のシレンシリーズ』の1作。 チュンソフトのゲームシリーズだが本作は任天堂から発売される形が取られており、開発はチュンソフトを主体に、任天堂、クピド・フェア、クリーチャーズ、アバンの4社が協力して制作された。 今回は子供時代のシレンを主役としており、グラフィックはフル3DでSFC版のそれよりもコミカルさが押し出されている。発売当時はコロコロコミックでタイアップ漫画の連載も行われていた。 システムは前作的な存在である『ドラゴンクエストキャラクターズ トルネコの大冒険2』をベースにしつつ、新システム「異種合成」や「印」を搭載。 ゲームバランスを調整しつつ、道具が水に落ちる、道具を投げても罠が起動するといった具合に多数の新要素もあり、本作のシステムはしばらくの間は今後のシリーズのベースとなった。 今なお高い評価を得ているが、一度も移植が行われておらず、バーチャルコンソールでも未配信。 ストーリー これはシレンの月影村の冒険よりも遥か昔の物語。 ナタネ村という寂れた村に辿り着いたシレンと語りイタチのコッパ。 この村は鬼と呼ばれる生き物に日々襲撃される嫌がらせを受けているという。 村の神社でふとした事で必勝ダルマに目を入れたシレンは、村のババさまと村長より「えらばれし者」と任命され、予言通りにたった一人で城を作って鬼に対抗する事を命じられる。 一人で城を作るシレンを見かねて、少年のリクを始めとする村人たちは予言に反対して次々とシレンに協力するが、鬼たちも城を壊さんとばかりに襲撃を行う。 果たしてシレンは城を完成させ、鬼の手から村を守る事ができるのだろうか…? キャラクター ※チュンソフトの版権の作品のため、キャラクターのページは作らないでください。 シレン主人公。まだまだ子供だが風来人としては一流。ナタネ村でこっそりと城を建築する。 コッパシレンの相棒である語りイタチ。 リクナタネ村に住む青髪の少年。正義感が強くシレンに憧れる。青いタベラレルー アスカ中腹で出会った凄腕の女剣士。「ござる」口調で喋る。投げ渡した武器と盾を使って戦える。 ヒマキチナタネ村に住み着くひまガッパ。鬼と戦うシレンに興味を持って協力する。アイテムを受け取ると投げ返す能力を持つ。 キララ鬼親分の娘である鬼の少女。当初は人間を嫌っていたが、シレンに幾度となく助けられてからは心を開き、シレン達へと協力する。 ガラハ鬼たちを纏め上げる隊長的な存在。ナタネ村の襲撃の指揮を執る。 オヤブン(鬼親分)鬼のリーダーである豪快な大鬼。凄まじい腕力を持ち、気合で状態異常を打ち消してしまう。 余談 アイテム「モンスターの壺」は当初は敵を弱らせてから捕獲するシステムにする予定があった。 後に本作のサブキャラクター・アスカを主役にした「風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!」がセガから発売された。本作のゲームエンジンやグラフィックを流用しつつも新しいゲーム性となっている。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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登録日:2023/09/09 Sat 19 54 43 更新日:2024/02/11 Sun 15 25 31NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 むみゅう もっと不思議のダンジョン よりどりみどり シレン2 不思議のダンジョン 最果てへの道 風来のシレン 高難度 「最果てへの道」とは、『不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』に登場するダンジョンの一つである。 仲間、アイテムともに持ち込み不可。いわゆる「もっと不思議のダンジョン」の系譜にあたる。 概要 ナタネ村に城を完成させ、鬼退治にも成功……つまりエンディング後にワナダンジョン「中腹の井戸」をクリアすると解禁。 シレンが世話になっている村のうどん屋「むみゅう」の台所からマムルが現れたことをきっかけに、なんと台所の奥にダンジョンの存在が明らかとなる。そうはならんやろ 曰くむみゅううどんの美味しさの秘密はマムルに手伝ってもらっているかららしく、マムルのしっぽで叩いたうどんはコシが出るんだとか。 このイベント以降、台所への入口がそのまま「最果てへの道」の入口として機能し始める。 そういう訳で最終ダンジョンながらいつもの開始ポイントから僅か数歩で突入できる。 やられて戻ってきても布団を出たその足でお手軽にリベンジ可能。 他のクリア後ダンジョンが99F以降もループするのに対し、最果てへの道は99Fの階段を抜けることがゴールとなっている。 持ちかえりの巻物は30F、50F、70Fに確定で床落ち。 「もっと不思議のダンジョン」の系譜であるため、冒頭で述べたルールに加えてアイテムは腕輪・草・杖・壺・巻物が未識別。 モンスター、アイテム共にこのゲームで最も幅広く取り揃えている。無論、特殊モンスターハウスも完備。 当然ながら、生半可な腕前では踏破は困難。 基本中の基本、ワナチェックをはじめとして食糧確保のニギライズ、店での売り買い価格から読み解くアイテムの識別、ハイリスクハイリターンの泥棒行為、モンスターハウスで荒稼ぎ……と、 これまでのダンジョンで培った知識やテクニックのフル活用が求められる。 だが何よりも、99F踏破の決め手となるのはプレイヤーの運。それが「最果てへの道」なのである。 その後の作品も併せると「もっと不思議のダンジョン」の中では難易度は易しい方とされる。 しかし序盤の厳しさはかなりのもので、簡単にクリアできるというわけではない。 風来人としての知識・経験すべてを投じ、「最果て」を目指そう。 主な注目アイテム 本当に数多くのアイテムが出現するため、ここでは俗に「三種の神器」と呼ばれる超重要アイテムを中心に一部を紹介。 三種の神器 回復の剣 特定の印の組み合わせでしか手に入らない武器。作成にはダンジョン内で調達可能な「薬草」「弟切草」「命の草」が必要。 武器、印ともにモンスターを攻撃した時に減らしたHPの3分の1だけシレンを回復するという効果(*1)を持ち、攻撃力が上がれば必然的に回復量も増えていく。 つまり、攻撃力が増えるほど回復量が増えて防御力を補うことが出来るという、非常に優れた武器(印)なのである。 ただ、そもそも攻撃が当たらなければ意味が無いので、攻撃ミスや各種状態異常には要注意。 下記の「パコレプキンの腕輪」と相性抜群なのもさることながら、これがあるだけでモンスター戦の耐久力がかなり変わるため、作れるようであれば積極的に作っておきたい一本。 とうしの腕輪 説明不要のチート腕輪その1。お値段10000ギタン也。 1ターンの重みが大きいローグライクゲームで、先んじてモンスターやアイテムなどの知りたい位置情報が見えるのは絶大なアドバンテージであり、効率的な立ち回りが容易となる。 すなわち余計な戦闘を行ったり、無駄に満腹度を減らさなくて済むということでもある。 ただし本作の腕輪のシステム上、一度ヒビが入ると壊れる可能性が生じるため、便利だからこそ丁寧に扱っていきたいもの。 爆風、ころび石、ワラドール系の特殊攻撃などにはご用心。 パコレプキンの腕輪 説明不要のチート腕輪その2。お値段10000ギタン也。 普通に使っても壁をすり抜けたり、水や穴の上を歩けたりできる時点で反則級だが、聖域の巻物代わりにしたり『三』の印なしで角越しのモンスターに攻撃できるのも非常に強力。 ただし壁の中では息が詰まってHPと腹がどんどん減っていくので着けっぱなしは危険。逆にいえば、回復の剣との組み合わせは相当に凶悪でもある。 とうしとこいつのせいで店売り15000腕輪のガッカリ感が酷い お役立ちアイテム モンスターの壺 本来は神社の隠し穴で手に入る壺だが、最果てへの道でも低確率ながら入手可能。 神社の隠し穴攻略でモンスターの有用性に気付いた風来人であれば、マルジロウ父を捕獲するメリットがどれだけ強いかよく理解していることだろう。 他には腕輪が弾き対象に含まれるシハンも(ステータス面を含めて)強い。特殊な合成で手に入る武器を実用範囲にできる。 もちろん、壺自体に危害を加えてくる能力持ちのモンスターや罠には要注意。 その強さはスタッフも理解しているのか、マルジロウ父出現階層では入手率高めという隠し設定もされている。 のりうつりの杖 モンスターに乗り移って存分に特殊能力を使い放題。しかも低価格なので序盤でも購入しやすい。 応用力は今作に登場しない「身代わりの杖」に匹敵し、身柄を確保したアークドラゴンでフロア中の敵を殲滅したり、ゲイズ種で敵を混乱させながらやり過ごしたり、 序盤にレベルアップで登場させたにぎりもとじめで敵を一掃→他の敵にHP削らせる→乗り移りを解除し、もとじめを倒して経験値と食料を大量に確保、などと幅広く活用できる。 妖刀かまいたち 武器にしろ印にしろ、3方向攻撃や角越しの攻撃によるアドバンテージはかなり大きい。 白紙の巻物 読んだことのある巻物なら何でも書けるため、汎用性の高さはもちろんのこと、 最果て突入前、あるいは最果て攻略中に運よくねだやしの巻物が手に入れば実質ねだやしの巻物も同然。 大部屋の巻物 このダンジョンの黄金の間でしか手に入らない装備があるので、欲しければキープは必須である。 深層を目指すのであれば限定アイテムの為に尚更集めておきたい。 ハイスコアを目指す派閥にとっても欠かせない。 ドラゴンキラー ダンジョン内で手に入る武器の中ではトップクラスに優秀で、実質印数8+基礎性能の高さが魅力。 序盤と中盤の黄金の間で手に入ると嬉しい。 めぐすり草 序盤から落とし穴・毒矢・デロデロの湯など迂闊に踏みたくない罠が多数出現する上に、装備品で罠を視認できない環境なので多ければ多いほど有利。 特に毒矢を見つけられると、その階層で強敵狩りやニギライズによる立て直しもしやすくなる。 ただし、「草受けの杖」「草投げの杖」では効果が発揮されないので注意。 よくきき草 10ターンの間草の効果を倍にしてくれる草。 買値1000ギタンの草はこれ1つのみのため、見かけたら確実に確保したい。 草受けの杖/草投げの杖 「三種の神器」に匹敵する高性能アイテム。 「ちからの草」「天使の種」あたりを見つけたらあらかじめ入れておき、可能であれば「よくきき草」を飲んでから振ると短期間で絶大なパワーアップが可能。 草投げの杖も「大将どん」「エスカルゴン」「店長」めがけて使えば自分に反射できるので、もはや妨害目的で使われるのは稀である。 主な要注意モンスター タベラレルー 序盤から出現する、歩くしあわせ草。 シレン2のタベラレルーは鈍足なので、出現するなりすぐに他のモンスターの餌食となりやすく、1Fでのどうくつマムル・ちゅうチンタラ爆誕からの激突死はよくあること。 最初から20Fまで出現するため常に気が抜けない。 逆に、固定ダメージのギタンか盾(*2)・無力化のりうつりの杖・同じく鈍足化などの手段を早くに揃えられれば、レベルアップしたモンスターを倒して経験値稼ぎに利用できる。 馬武者/ウルロイド種 銀の矢や大砲の弾が痛いのもさることながら、モンスター巻き込みからのレベルアップが非常に怖い。 特に序盤と序盤の黄金の間で起こりうる馬武者→荒馬ザムライ、ウルロイド→ゴリボットはそのフロアの敵をゆうに超える強さで、殴り合いになったらまず勝機は薄い。 なるべく攻撃範囲に他のモンスターがいる状況を作らないように。 アメンジャ 13F~15Fと出現階は少ないものの、2倍速アイテム投げはひまカッパ種にもない凶悪な能力。地味に腕輪も割られやすい。 ギタンや危険なアイテムを投げられる前に即下りも考えたい。 ものまね仮面種 戦ってみるまで本物と見分けのつかない変身でアイテムを無駄遣いさせ、酷い時にはマゼルン系による合成さえ妨害してくる。 47F~59Fはふるまいカブリ、60F~90Fはなりきりマスクと超広範囲かつ休み無しで出現するのもいやらしい。 浅い眠り状態では出現しないため、それ以外はものまね仮面種が化けている可能性を疑うこと。 パ王種 封印(パ王)、鈍足(パオパ王)、HP4分の1(パオパ王ーン)の厄介さは言うまでもないが、深層のパオパ王ーン生息域ではパ王、パオパ王も再び出現するフロアが一部ある。 今更パ王やパオパ王なんて……と、ステータスの弱さだけで油断していると思わぬピンチを招く。 ちなみに、中盤のパオパ王は鈍足→マヒをうまく絡められると10割コンボで体力ゲージが全部飛びかねない。 エスカルゴン ゲスゲスうるさい方のカタツムリではない。 振った杖の弾を反射する、「やまびこの盾」と同等の特殊能力も厄介だが、こいつの本当に嫌な所は他のモンスターに杖を振るとワープして割り込んでくること。 同じフロアにいる限りワープしてくる上、40F~79Fと広範囲にわたって出現するので迂闊に杖を使えない。 対処法としては通路の角を利用して杖を振るか、「封印の杖」を優先するなどが挙げられる。 アークドラゴン 警戒しない理由がどこにもない、いつでもどこでもシレン丸焼きドラゴン。 出現範囲が30F~59Fと長く、アークドラゴン出現までに炎対策は必須。 イアイ/シハン 武器盾を狙うみんなの嫌われ者。単純な戦闘力が高く攻撃回数が結構要るのに、本作では封印や混乱以外にロクな対策方法がない。 透視出来ない、背中に無力化したモンスターを連れて歩いている、武具の特殊能力が充実しているならばねだやしも視野に入る。 特に「壁が少なく、代わりに水路が多い」フロアに出てきた時はダッシュも封印しないと容易く装備品をロストさせられる。 イッテツ戦車 走る理不尽。倍速2回行動で着弾9マス爆破はダメですって……しかも本作からは地形まで破壊するようになった。 13F~15Fのオヤジ戦車がタベラレルーを消し炭に食ったらさあ大変。水がめで封印などの対策手段が無ければ地獄の幕開けである。 いくつかの手段があれば矢の補充に使えるのでそんなに悪い奴でもない。 終盤は倍速ではないがタックルの威力が強烈なゴリボット・ベアボーグのほうが強く見えるかも。 デブーチョ/デブートン 遠くから一方的に石を投げまくるウザ豚。このダンジョンにおけるアークドラゴン枠の後継者。 この頃は身かわし香の壺なんてものは無いので、対処しづらさに拍車をかけている。 背中の壺もないので、回復の剣の有無が生死を分けたりもする。 ダイレップウ 初見だと3倍速3回行動で壁抜けとかふざけてるんですか?となることうけあいの敵。 常にシレンの位置を把握しており、パコレプキンの腕輪も無視する上にその攻撃回数をもって叩き割ろうとしてくる。 出現フロアで階段を下りた直後の即移動は厳禁。通路の中で壁の中から襲撃されたら大きく手間どる。 序盤でもシップウがタベラレルー経由でカミカゼやダイレッブウに昇格するので、何かしらの持ち合わせは欲しい。 火柱の中は倍速で突っ切れないこと、回復系アイテムでダメージを受けること、水がめの水で攻撃力を下げられることは覚えておこう。 ベルトーベン ひとたびモンスター召喚を許せば(シレンだけ)阿鼻叫喚のオーケストラが始まる。 敵の出現率アップに利用するにしてもシューベルにとどめるかレベルダウンをしておかないと危ない。 ミノタウロス、メガタウロス 深層限定のモンスター、タウロス種のレベル2とレベル3。今作では一番強い雑魚敵という位置付け。 他に出現するクリア後ダンジョンは黄金の間などの理由がない限り、深層まで行かなくてもいい設計になっているので、普通にプレイしていると最果てへの道がタウロス種との初遭遇になりやすい。 見た目通りのパワー系であることに加え、一定確率で痛恨の一撃を繰り出し更なる大ダメージを与えようとしてくる。 それ以外に特殊能力を持たない分、シンプルに近づきたくないモンスター。 メガタウロスのスペックはこのダンジョントップクラスだが、アイテムによる対処はしやすい。 ……ところで「あれ?なんでレベル2から?」と思わなかっただろうか? 実はゲーム中に登場するタウロス種のうち、レベル1のタウロスのみ通常出現しないのである。 意図的にレベルダウンさせなければ遭遇できないという変わったレアモンスターであり、事前情報無しでもののけ王国を完成させる時につまづく要因となる。 余談 「とうしの腕輪」「モンスターの壺」などの強力なアイテムが存在することから、他のシレン作品における「もっと~」よりも総合的な難易度は低いとされる。それでもシレン2の中では十分に難しく、知識や技術だけでなくやはり運が無ければクリアは難しくなる。特に深刻なのは食糧難で、1Fから大量の罠に紛れて「デロデロの湯」「大洪水のワナ」が置かれているため、餓死のリスクが非常に高い。(*3) 「最果て」に辿り着いたシレンを待ち受けるものについて詳細は伏せるが、クリア特典として城の飾りつけに使える「黄金のシレン像」が貰える。これをシレン城に飾るということは、すなわちいっぱしの立派な風来人となった証でもある。 深層の「黄金の間」ではNo.2の基本値に加え最初から印の上限数が最大値の16である「宝剣ミジンハ」と「バジリスクの盾」を入手できる。苦労に見合った高性能と言って良い……のだが、印数はマゼルン系を経由して白紙の巻物を合成すれば増やせるため、最終的にはNo.1の基本値を誇る秘剣カブラステギとラセン風魔の盾に劣ってしまうので、装備掛けコンプリートのために1セットあれば十分と見做されやすい。あかずの間のモンスターを相手にする場合、+99前提ならラセン風魔でもバジリスクでも被ダメージは大差ないのだが、カブラステギでは倒せる相手をミジンハでは倒しきれず厄介な特殊能力を使う隙を与えてしまうのは痛い。ただ、振った時の効果音は力強く新鮮なので、「天」や力の草受けの杖で補うならメインにするのも充分アリ。 追記・修正は最果てに辿り着いた人にお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] シレンの項目が次々出てきて嬉しいです。出来たてほやほやの記事ですね。 -- 名無しさん (2023-09-09 22 11 07) 個人的に大部屋の巻物(浅層黄金の間)とマルジロウ父用のモンスターのツボの2トップスだと思う アークドラゴンを捕まえて乗り移るも◎ -- 名無しさん (2023-09-09 22 36 13) あの暖簾の先に何があるのか時になっていたが、まさかダンジョンとはね。そしてリスポーン位置から最も近い場所に入り口があるから再チャレンジしやすいのが善き。 -- 名無しさん (2023-09-09 23 12 27) とうしの腕輪で階段の場所が分かる…? -- 名無しさん (2023-09-09 23 17 10) 序盤はおにぎり出やすいとかないのでにぎりへんげフロアでおにぎり溜め込むまでは餓死の危険性と隣り合わせ。 -- 名無しさん (2023-09-09 23 28 25) シレン2自体が理不尽さが後年の作品より少なめかつ割と救済措置が分かりやすいから簡単な部類には入るのよね最果てへの道 -- 名無しさん (2023-09-09 23 31 57) 2は弟切草の印が強すぎる…なんで重複するんだあれ -- 名無しさん (2023-09-09 23 35 45) エスカルゴンにワープ能力なんざあったか? -- 名無しさん (2023-09-10 00 25 47) ↑あるよ -- 名無しさん (2023-09-10 00 26 52) ↑3攻略本だと有用性に触れてないのがわざとなんじゃないかレベルで強力だよねあれ。特に盾の -- 名無しさん (2023-09-10 07 54 43) み、み、水がめをくれ。水がないと死ねる(必死) -- 名無しさん (2023-09-10 09 39 21) サトリ通り越してゾンビと化すバグは芸術点凄まじいと思う。 -- 名無しさん (2023-09-13 20 51 37) 名前 コメント
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登録日:2023/12/30 (Sat) 08 39 36 更新日:2024/01/18 Thu 22 45 48NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 カミカゼ カラクロイドの盾 シレン2 ピコタン レンサのワナ ワナ ワナこわれずの土偶 ワナダンジョン ワナ師の腕輪 不思議のダンジョン 中腹の井戸 永久機関 装備品かけ 重力の土偶 風来のシレン 高難度 鬼畜 黄金の間 ワナの神カカ・ルーのほくそ笑みを! 中腹の井戸とは、『不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』に登場するダンジョンの一つである。 仲間は同行不可、アイテムも持ち込み不可。 シレンシリーズ恒例の「ワナを活用して進む」特殊ダンジョン。 概要 ナタネ村に城を完成させ、鬼退治にも成功……つまりエンディング後にもののけ王国でモンスターを30体以上登録するとイベントが発生。 どうやらシュテン山中腹で何事か起きたらしく、井戸が壊れてしまっている。 しかもその際に発覚したことだが、長らく井戸が使われずにいた結果ダンジョンになったとの事。そうはならんやろ そして本来、井戸の奥にあるという「ワナ師の腕輪」を代わりに取ってきて欲しい、と村おさより頼まれ、以降は井戸がダンジョンの入口となる。 解禁後は村で大工に話しかけると、山道をスキップして中腹に連れて行ってくれる。 ただし持ち込み不可という都合により、何もアイテムを持たないことが条件。 他のダンジョンでは多くのケースで厄介者扱いされるワナだが、中腹の井戸では主に以下の特殊ルールが設けられている。 最初から見えている ワナはアイテムとして拾える(緑色に染まっているのが目印) 拾ったワナはターン消費せずに設置可能。置くと拾えなくなる(赤色に染まっているのが目印) モンスターが踏んだ場合のみ作動する。シレンは乗った後のコマンド選択でのみ作動可能 モンスターをワナにかけると経験値が入る。ワナで倒したり、一度にかけたワナが多いほど更に増える ワナは初期配置・取得後や誰が踏んだかにかかわらず、作動時に一定確率で壊れて消える。確率はワナごとに異なる ダンジョンのルール上、いつもなら踏んで嫌な気持ちになる地雷やデロデロのワナ等を存分に利用できるのはかなり大きい。 更にテクニック次第では普通に戦うより大量の経験値を稼げるため、他のダンジョンとは全く違う面白さが味わえる。 土偶も殆どの種類が出てくる他、このダンジョンならではのユニークな固有土偶もたまに登場する。 ただし、上記ルールと引き換えにシレン自身はかなり弱体化しており、攻撃力が減っているうえに直接敵を倒してもろくな経験値が入らない。 装備面もかなり貧弱で、ワナ師以外の腕輪は無く、床落ちで手に入る武器はつるはしのみ(*1)。 盾は後述の「カラクロイドの盾」を除いて無し……と総じて厳しい環境。そもそも後述する希少性・入手時期の遅さから、盾は無いのと同義。 更に、HPを増やす「命の草」「薬草」「弟切草」も床落ちしておらず、HPの底上げで耐えるのも難しい。 攻防両面でこれだけのハンデを背負わされるというケースは中々珍しい。 これらの理由と対処法が限られるモンスターの存在により、シリーズ中なかなか難しいワナダンジョンとなっている。 下手すると最初のゴールに辿り着くことさえ苦労するかもしれない。 まずはこのダンジョンならではの立ち回りを学習し、ワナをフル活用しながら進む……それが攻略の糸口となる。 シレン自体が貧弱なので、固定ダメージのギタンもうまく使おう。 ゴールについて 初回ゴールは10階に落ちているワナ師の腕輪を拾うこと。 拾うとイベントを挟んだ後に帰還し、腕輪はシレンのものとして自由に持ち出せるようになる。 2回目以降のチャレンジでは拾う、またはほぞんの壺から出すたび、ナタネ村に帰るかどうかの選択肢が出るので、持ちかえりの巻物みたいな使い方が可能。 ただ、深層でも特殊ルールを考慮して手加減するなんて事はなく、99階到達はまさに修羅の道。 普通は一回クリア、ないしワナ師の腕輪さえ得られれば立ち寄る理由も無くなるだろう。 しかし……。 クリア後の実質的な最終目標となるのが、50~55階の間に100%発生する「黄金の間」。 なんと前述のカラクロイドの盾は黄金の間の宝箱でしか入手できない。 10階を目指すだけでも大変なプレイヤーにとっては鬼畜な設定である。 それだけに、シレン2におけるカラクロイドの盾の入手難度はシレン界隈において有名であり、コンプ狙い屈指の難関として立ちはだかる。 50階からは城飾りの「お堀のコイ」が落ちているため、これも欲しいとなれば運が悪いと更に潜る可能性も。 主な注目ワナ 詳細な効果は罠(不思議のダンジョンシリーズ)の項目も参照。 地雷/大型地雷 対モンスターへの最終兵器。 爆風に巻き込まれた敵は即死する。その仕様上、ほぼ全ての敵を確殺できる最高のワナである。 すいてきポットンや落石/大落石などの与ダメージがある程度決まっているワナは、シレンのレベルに応じて少しずつ与ダメージが増えるものの、敵のHPが増える後半になるほど力不足が否めなくなる。 それに対し、地雷はどんな階でも腐らないのが最大の強み。 爆風は壁を壊す効果があるので、通路内や部屋の出入り口に置くよりは通路から通路への導線に置いたり、おびき寄せて踏ませるのが賢い使い方。 いざという時や浮遊モンスター相手には自分で踏むという手もあるが、残りHPには注意しよう。矢とか砲弾で安全に起爆する方法もある。 落とし穴 踏んだ敵を排除してくれる。でもいっぱしの風来人はそんな安直すぎる使い方しないよね? もっぱら自分用のワナであり、微弱なダメージと引き換えに使える緊急階段といったところ。 黄金の間を目指す時は即下りに必需品なので、見つけ次第回収すること。 注意点として作動後は確実に壊れる。シレン以外の誰にも踏ませないように。 一方通行 中腹の井戸限定のワナ。 踏むと矢印の方へ1マス強制移動させられる。置いた時はシレンの向きがそのまま矢印の向きに反映される。 だがこれも普通に妨害目的で使うことは稀。下記のワナと組み合わせてこそ真価を発揮する……。 レンサのワナ 中腹の井戸限定にして最重要ワナ。 踏むと周囲8マスにあるワナを、上から時計回りの順に文字通り連鎖しながら作動するというもの。 周りを直接ダメージや即死を伴わないワナで固めれば、仕様を活かして経験値稼ぎにとても役立つ。 特に、最後の発動ワナを一方通行にして延々とハメ続ければ半永久機関が完成する。ワナこわれずの土偶があれば完全な永久機関である。 同士討ちでレベルアップさせた敵を利用して、早めにレベルをカンストさせておくと楽。 なおレンサにレンサを連結しても最初の1個目しか経験値は入らないので注意。 デロデロの湯 まずそうなおにぎり製造機。即死要員としても有能。 毒矢のワナ モンスターに当てればちからを0にして無力化できる。自分で踏めば浮遊系やピコタン種にも当てられるのが強み。 ただし火力面は当然からっきし。 にぎりへんげに対して使うと安全なニギライズが図れる。まずそうなおにぎりでは心もとないときにどうぞ。 他のダンジョンでも応用可能。 装備はずしのワナ 場所がえの杖と併用することでワナにかけづらいピコタン種も封印できる。 バネ、眠りガス、鈍足のワナ 逃走用。後者2つはなるべく狭い場所に置いて渋滞を狙いたい。 回転板 足止めと言うよりは混乱でモンスター同士討ちからのレベルアップを狙い、経験値稼ぎに用いる。 丸太のワナ 少量のダメージを受けてでもその場から離れたい時に。 主な注目土偶 詳細な効果は土偶(風来のシレン)の項目も参照。 おにぎりの土偶 デロデロの湯に頼らずとも食料が量産できる。 クロンの風の予兆が来るまで粘り、満腹度を200%にしておきたい。 ころばしの土偶 敵だけを転ばすのでアイテム稼ぎに使える。 ギタンの土偶 投擲用のギタン稼ぎに。 ただし、どうしても持ち物の枠を圧迫しやすいのでほぞんの壺も欲しい。 10ダメージの土偶 あらゆるダメージが10になる都合上、本来は割合ダメージの地雷・大型地雷が格段に使いやすくなる。 高攻撃力のモンスターを一時的に弱体化できる利点もある。 イテテの土偶 シレンには攻撃しないので安全地帯の確保、その場しのぎの戦力に役立つ。足止めするワナを置けばなお良し。 しかし、イテテに限らず土偶自身はワナではないため、ダメージで倒しても経験値はしょっぱい。 眠りの土偶 エフェクトがうっとうしいものの、敵だけを数ターンおきに眠らせて足止めしてくれる。 大部屋の巻物等と併用すれば急ぎの時なんかに役に立つ。 重力の土偶 中腹の井戸専用の土偶。 浮遊系モンスターもワナにひっかかるようになる。しかし肝心な時に限ってなかなか出てくれないのはお約束。 ワナこわれずの土偶 中腹の井戸専用にして最高の土偶。 なんと同じ部屋内のワナが壊れなくなるという、まさにこのダンジョンのためにあるかのような効果をもたらす。 見つけたらなんとしても経験値などの各種稼ぎに利用したいところ。天敵はピコタン種。 主な注目アイテム つるはし このダンジョン唯一の武器。 戦力としてはあてにならないが、部屋の拡張、売却による資金稼ぎに役立つ必須武器。 比較的手に入りやすいので「サトリのつるはし」作成に必要な分もすぐに賄える。 まずそうなおにぎり 普通は食いたくないデメリットアイテムだが、シレン自身の強さが重要ではないことも相まって食った時のマイナス効果は殆ど問題にならず、立派な食糧である。 状態異常系の効果を引いた時が怖いが……。 にぎりみらない種に投げれば一撃必殺なので、もとじめ対策にも有効。 復活の草 生存率にかなり難があるダンジョンにつき必須。 大部屋の巻物 黄金の間を目指すなら必須。 ワナこわれずの土偶など、有用な土偶を見つけた時にフロア中へ適用して稼ぎたい時にも。 バクハの巻物 通常攻撃(空振りも可)を行って起爆する点を除けば、地雷とほぼ同じ使い方ができる。ワナじゃないのでピコタン種にも潰されない。 空中にいるので罠を踏んでくれない敵を倒すのにも役に立つ。 設置に1ターン消費する欠点があり、状況に応じて地雷と使い分けたい。 ワナ作動の巻物 踏ま(せ)なくてもワナにかけられる。 浮遊系のモンスターに有効で、ピコタン種も地雷の隣に来たところで読めば巻き込める。 問題は部屋中のワナ全てに適用されるということであり、特に大こうずいのワナに気付かないまま読んでしまうと意図しない事故に繋がりかねない。 場所がえの杖 ピコタンキラー。踏む前に壊すなら入れ替えて踏ませればいい。 トンネルの杖 つるはしよりも手軽に長い距離の壁を処理でき、行き止まりをたくさん作ることで敵をかく乱できる。序盤の固定ダメージ用にも。 ほぞんの壺 あるだけ全く困らない。持ち物圧縮にも繋がるので持てるだけのワナ、ギタン、食糧を確保できる。 ワナ師の腕輪 中腹の井戸のクリアフラグ。前述のように2回目以降は床拾いや壺出しで帰還可能。 外でも中腹の井戸と同じくワナを活用できるのは爆アドだが、壊れるとまた潜らなくてはならず、勿体無くて倉庫で腐らせる風来人も……。 また他のダンジョンで装備しても、シレンの攻撃力がガタ落ちする欠点は据え置きなので気を付けよう。 鉄の矢、大砲の弾 前者はともかく、後者の固定40ダメージは意外と有効。 壁、進路上のワナを作動させるのにも使える。 主なモンスター しつこいようだがシレン自身が弱いため、最序盤以外のモンスターは全て殴り合い非推奨。 役に立つモンスター ジライヤ、ダイジライヤ 特殊能力の性質上、とても有用な地雷補充要員。特にジライヤは深層までしばしば出現する。 下にワナがある状態で倒すと設置してくれないので、倒し方に工夫が要る。 にぎりへんげ 前述の通り、毒矢で攻撃力を下げれば無害になり、ニギライズ要員として大活躍する。 ガマラ種 ギタン砲の補充要員。特にガマゴンは有能。 ボウヤー、コドモ戦車 矢のワナが無い時の補充要員。ニギライズ用にも。 溜まった矢は索敵に使うか、持ち帰ってあかずの間や鬼ヶ島にでも転用しよう。 イッテツ戦車、ギガヘッド 経験値稼ぎの最重要モンスター。 普通は脅威だが、本作に登場する高レベルモンスターの中でもトップクラスに経験値が多い。 序盤にレベルアップで降臨させ、レンサのワナを中心にコンボを組めば見る見るうちに大量の経験値を稼げる。そのおかげで経験値効率はダントツ。 ただ、ちゃんと無力化させる手筈を整えておかないと消し炭にされたりミンチにされる。 通常出現する頃には要注意モンスターに振り分けられる強敵。 エビルカンガルー 稀にドロップする回復の杖でカミカゼ対策ができる。 要注意モンスター 浮遊系モンスター全般 ワルキチ種、パコレプキン種などの、飛んでいるためにワナを踏んでくれない憎き連中。 その中でもイダテン種、特にカミカゼは別格の脅威であり、黄金の間への道を3倍速3回行動で妨げる。 重力の土偶があれば関係ないが、その重力の土偶もなかなか見つからないので期待しない方がよい。 唯一の救いはダイレップウが出てこないこと。 マルジロウ種 転ばされてワナを落とすと拾えなくなるのが厄介。 体当たりを食らった時に他のモンスターを巻き込んで倒せばレベルアップする仕様を使い、早期にマルジロウ父を作っておけば経験値稼ぎに。 ピコタン種 ワナダンジョンにおいて最低最悪の一族。 普段は殴りがちょっと痛い程度で、それどころか邪魔なワナを撤去してくれてラッキー……と思っていたこいつらが一転、中腹の井戸ではどんなワナも無慈悲に叩き潰す屈指の害悪モンスターとして君臨する。 土偶もぶち壊すため、折角の色々なチャンスまで叩き潰されるなど、生かしておくだけでろくなことにならない。 (モンスター全体の共通仕様として)誰もまだかかっていないワナは認識しないので、進路上にあれば踏むには踏む。 一応、60階を最後にもう出なくなるが、黄金の間を目指すなら最後まで付き合わされることには変わりないわけで……。 デブーチョ、デブートン 盾が無い分、こいつらのウザさも数割増し。出現フロアはさっさと抜けたい。 黄金の間においては下記のスカイドラゴンを超える曲者。急がないと投石でこちらの命が尽きる。 スカイドラゴン このダンジョンにアークドラゴンは出ないため、ドラゴン種は部屋内のシレンを焼くスカイドラゴン止まり。 しかし大部屋の巻物を迂闊に使えば、実質アークドラゴンを生み出すことになり地獄の幕開けとなる。 ものまね仮面種 ポコタン、パコタンに化けてアイテムとワナを無駄遣いさせる畜生(*2)。 等速なのでカミカゼを装っても一発で見分けられるのが救いか。 余談 前述したように黄金の間を目指すだけでも鬼畜なのだが、本作には「装備品かけ」というシステムがある。つまり装備品かけ用と装備用にカラクロイドの盾が欲しいなら……もう言わなくてもわかるよね? 本作はカラクロイド本人が登場せず(*3)、土偶と盾のみでの出演となった。 追記・修正はカラクロイドの盾を手に入れてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] レンサ罠と壊れず罠でLV99にして行くのが一番無難。早い人は一時間足らずでカラクロイドの盾と鯉が回収可能。……最果てと違って引き悪いとあっさり逝くから運って割り切って数重ねた方がマシかも -- 名無しさん (2023-12-30 10 07 25) 井戸を使わなくなったからダンジョン化したのではなく、ダンジョン化した為に井戸が使えなくなった、と考えるのが自然な気がする。どーでもいいことではあるが。 -- 名無しさん (2023-12-30 18 03 11) 名前 コメント
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不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城! 機種:N64 作曲者:すぎやまこういち 開発元:チュンソフト、任天堂、クピド・フェア、クリーチャーズ、アバン 発売元:任天堂 発売年:2000 概要 風来のシレンシリーズのナンバリングタイトル第2作目。 音楽は引き続きすぎやま氏が担当。新曲に加え、アレンジされた前作の曲もある。 収録曲 曲名 補足 順位 旅ガラスは行く(「旅ガラスは行く~旅ガラスの街」より) オープニング オープニング212位 憩いの町 セーブデータ選択画面、けいこ場 ナタネ村 町曲149位和風37位N64 34位 森~鼻歌まじりで森を行く~ シュテン山道初級 1F~2F(新緑の森)シュテン山道中級 1F~2F(静かな岩屋) 第3回任天堂197位N64 78位 竹林原野 シュテン山道初級 3F~4F(竹林原野) ダンジョン327位 さびれた坑道~奈落山峡(「杉並の旧街道~天馬峠より) シュテン山道初級 5F~6F(さびれた坑道)シュテン山道初級 9F~10F(奈落山峡) 暗夜空洞(「山霊の洞窟」より) シュテン山道中級 5F(群青の洞穴)シュテン山道上級 7F~8F(暗夜空洞) 断崖の風穴(「廃坑」より) シュテン山道中級 8F(流転の石窟)シュテン山道上級 9F(断崖の風穴) 地下水脈 シュテン山道上級 1F~2F(滝壺深部) ヒズメ岸壁(「雲上の世界で」より) シュテン山道上級 3F~4F(山中の洞窟)シュテン山道上級 5F~6F(ヒズメ岩壁) シュテン村中腹(「旅ガラスの宿」より) シュテン山中腹 雪山(「試練の洞窟」より) シュテン山道上級 13F~14F(白銀霊峰) 源流の魔窟~タランチュラの巣 ボス戦 シュテン村頂上 シュテン山頂上 シレン城 城の出来具合で曲が変化 キララのテーマ~キララ哀しみを胸にしまって 鬼襲来~鬼3人組のテーマ サスミのテーマ(「憩いの町」より) ババさま~祈祷~村祭り いざ鬼が島へ 鬼ヶ島 上陸part1 鬼ヶ島 1F~3F 試練の時(鬼ヶ島 上陸part2) 鬼ヶ島 7F~9F 怪しげな店~泥棒状態 黄金の間 天にとどく(鬼ヶ島 上陸part3) 鬼ヶ島 17F~19F 試練の洞窟(鬼ヶ島 上陸part4) 鬼ヶ島 20F~21F お化け屋敷 通常モンスターハウス N64 155位 化け物小屋 特殊モンスターハウス 鬼ヶ島を征く 鬼ヶ島 22F~24F 鬼オヤブンとの決戦! ラスボス戦 黄金都市~そして旅は終わった エンディング前イベントもののけ王国完成時 風来のシレン終曲 エンディング 憩いの街(もののけ王国) 鬼の楽園 最果てへの道クリア後 サウンドトラック 風来のシレン 20th スペシャルコレクション
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金縛りの逢を/ はるなば ( 公式試聴ページ / 採用コメント / ジャケット採用コメント ) GUMI限定!オリジナル楽曲コンテストの第2回配信楽曲 同時にGUMIジャケットコンテスト対象曲となっており、ジャケットはその採用作品 FLOOR INFECTION第7弾にてpop n music Sunny Parkへ移植 Lv CHAIN 譜面属性 BPM TIME Version Genre Illustrator Effect NOVICE 06 0631 200 1 59 BOOTH24 FLOORボーカロイド い ろ は TEK-A-RHYTHM ADVANCED 11 1047 EXHAUST 17 1749 HEAVENLY 18 2181 IV 01 MAD CHILD Lv変更[EXH] 15→17(2016/12/21) +難易度投票 NOVICE 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 1 弱 0 逆詐称 0 ADVANCED 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 0 弱 1 逆詐称 0 EXHAUST 選択肢 投票数 投票 詐称 16 強 31 中 3 弱 0 逆詐称 2 HEAVENLY 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 1 中 1 弱 0 逆詐称 0 動画 YouTube EXHAUST HI-SPEEDx3.5 955k AA ライン録画 ニコニコ動画 HEAVENLY 数値270 ライン録画 攻略・解説 譜面・楽曲の攻略についてはこちらへどうぞ 見辛さ解消の為に改行や文頭の編集、不適切なコメントを削除することがあります [EXH]連続直角で片手処理が多く押しにくい譜面。リズムも難しく15上位~詐称クラス相当 -- 名無しさん (2013-02-01 02 36 49) [EXH]コメントにもあるけど、ガニメデの最後弱くして全体強くした感じ。鍵盤もマクバ程難しいことはなく所々の難しいツマミ複合は鍵盤の一部を捨てると混乱しにくい。トリルツマミはガニメデ出来る片手力があれば少し練習すれば自然と慣れれるハズ。典型的な後につれて体感難易度は下がる曲。個人的にクリア時点では15中。 ただし鍵盤処理できるかどうかでガニメデとどちらが難しいかは分かれる。 -- 名無しさん (2013-02-01 09 38 04) [EXH] AAA狙う際、連続直角+片手トリルのところは、直角のリズムが独特なので覚えてしまうと片手処理に集中できる。また、赤連続直角+左手トリルの時、左手トリルが結構大きく動くので左手弱い人は手をクロスして右手でトリルするのもいい。 -- 名無しさん (2013-02-07 23 54 55) [EXH]ガニメデもマクバもクリア安定してる自分からすれば、これは○○ができるからという意見は通用しない。完全にマクバやガニメデとは別の全体難だと思った方がいい -- 未クリアこれのみ (2013-03-07 03 49 40) 15最強クラス -- 名無しさん (2013-04-01 18 36 04) クリアできない場合、最後の練習をしてください。 殺人的な部分過ぎてクリアだと思うとき、あなたは死にます^^ -- T.riz (2013-06-19 01 55 28) [EXH]クリアだけを目指すならサビ以外で確実にゲージを伸ばす地力をつけるべき。サビはニアでいいから耐えてしまえばクリアできる。よく鍵盤を見ること! -- 名無しさん (2014-01-12 00 35 13) [NOV]レーンの途中で切り返すつまみに注意。 -- 名無しさん (2014-10-13 10 44 35) [EXH]サビの片手鍵盤は四つずつで区切ると分かり易い。直角とはリズムが違うので注意 -- 名無しさん (2015-05-27 09 36 44) 名前 コメント ※文頭に[ bgcolor(#aaf){NOV}]、[ bgcolor(#ffa){ADV}]、[ bgcolor(#faa){EXH}]、[ bgcolor(#6ee){HVN}]をコピー ペーストすると見やすくなります コメント 楽曲やイラストなどのコメントについてはこちらへどうぞ 13や14でニアを減らす練習したら今まで20%で終了だったけどクリア出来た -- (名無しさん) 2014-01-10 13 48 34 出来ない人は譜面研究必須だな。盛ってる訳じゃなくクリアするまでに何百回も動画をスロー再生にしながら机たたいたわ -- (名無しさん) 2014-01-13 12 56 29 ニア300越えたわ…エラー60位なのにこれでもかという位ニアが出る。 -- (名無しさん) 2014-02-03 22 03 01 IIから本格始動して、Lv15の30曲目とかそこらで埋まっちゃった私もいれば、ラス一まで残った友人もいる。個人差って怖いな -- (名無しさん) 2014-02-24 01 38 01 今日突破したので記念に。クリアのコツは(どの曲にでも言えるけど)きまぐれにたま~にやることかな。全然出来ないのに粘着するのは癖の元。適度に放置してたこれは旧3強では一番最初に突破出来たけど、変にやりすぎたマクバに関してはもはや希望が見えなくなったから・・・ -- (名無しさん) 2014-03-23 20 58 02 ウバワレやった後にふとやってみたら出来た。 -- (名無しさん) 2014-04-29 15 04 59 ハードクリアできた記念。削られはところは2回目の直角片手の左手鍵盤部分とラスト。一回目の直角は配置が緩いためできればノーミス、ミス1程度なら御の字。交互が多いため餡蜜が結構有効 -- (初代三強ハードはあとガニメデか(白目)) 2014-06-01 20 44 57 とりあえず片手は落ち着いてやることが大事、IIになってから出た15に比べればよっぽど単純な押し方しかしてないので -- (名無しさん) 2014-06-09 14 25 15 クリア記念。サビがうまくいくかどうかだよねこれ -- (15未クリア残りマクバ蟹虹) 2014-06-11 07 02 38 ↑蟹虹ってなんだよ -- (名無しさん) 2014-10-01 04 25 52 ↑ガニメデじゃないのか -- (名無しさん) 2014-10-01 18 09 27 ↑蟹じゃなくて亀だよwww 蟹に見えなくもないけど -- (名無しさん) 2014-10-03 00 12 18 この曲を超え更なる片手譜面が待ってる… -- (名無しさん) 2014-10-10 21 54 01 他の15詐称クラスで970万出るようになったのにこれだけ未だにA。変な癖ついたら一番厄介かも -- (名無しさん) 2014-10-17 02 00 57 上にもあるがクリアできない状態でやりこめばやりこむほどクリアが遠のく。特にこの曲の癖はつきやすく抜けにくいため注意 -- (15以上未クリアこれ+未解禁VILE) 2014-10-20 21 05 45 こいつのせいで、俺のBOOTHが終わらない -- (名無しさん) 2014-11-30 01 31 31 カラ鞠の元ネタってこれか -- (名無しさん) 2015-01-06 09 10 17 数えたら私は現在の174譜面中、44番目にノマゲついた。高難度未解禁含めなければ全体の1/3目位か。一般的に中位以下っぽい曲で5曲ほど落ちてからこれがついた。 -- (名無しさん) 2015-08-14 08 03 38 15のクリア曲120越えたけど未だにB落ちだ…vileやらせてくれよ -- (名無しさん) 2016-12-04 09 22 17 EXH最後の片手地帯変な癖ついたせいでBOOTH時代が終わらない 他のBOOTH譜面はクリア済み -- (名無しさん) 2017-09-03 11 18 52 名前 コメント すべてのコメントを見る
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登録日:2024/01/01 (Mon) 23 11 12 更新日:2024/01/03 Wed 09 25 42NEW! 所要時間:約 14 分で読めます ▽タグ一覧 アメンジャ シャッフルダンジョン シュテン山 シュテン山道 シュテン村 シレン2 上級 不思議のダンジョン 中級 中腹 初級 城の材料 女王グモ 山 山道 店主⇒テンシュ⇒シュテン 酒吞童子←は関係ない 風来のシレン シュテン山とは、『不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』に登場する山のことである。 ここではその中にあるダンジョン「シュテン山道」を中心に解説する。 仲間、アイテムともに持ち込み可。(アイテムは11個まで) シュテン山道はメインストーリーにおいて何度も足しげく通うことになるストーリーダンジョン。 概要 少年時代のシレンが訪れたナタネ村で、ダルマの託宣によって城作りを任命され、材料集めのために足を踏み入れる山。 中腹には鍛冶屋と行商人の店が、山頂にはあの店主たちが住まう「シュテン村」が存在する。 道中となるシュテン山道は難易度によって初級・中級・上級の3ルートに分かれており、最初は初級のみだがゲームを進めるにつれて上の難易度が解禁される。 最大の特徴は、城が完成するまではこのシュテン山道の周回がメインになるということ。 後発では『不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス』もストーリー上で最低3周必要なダンジョンは存在するが(*1)、あちらはクリアだけで済むのが相違点。 全ルート共通で、いつも通りのランダム生成フロアと「シャッフルダンジョン」が混在しているのが特徴。 シャッフルダンジョンって何? ランダム生成ではなく、幾つかの決まったパターンのマップがランダムで選ばれるフロアのこと。初代の時点から存在する概念であり、細かい仕様も普通のランダム生成マップとは違う。 そのため違う地形に見えても、相当な数の挑戦を重ねると「あれ、このマップの形って見たことあるぞ?」と推測がつくようになっている。 通常プレイではあまり違いを感じにくいが、タイムアタック、特にRTAではパターン1つでタイムに影響を及ぼすことがままある。 また、区間ごとにその環境に応じた固有の名称が細かくつけられている。 中継点としてどのルートでも一度、シュテン山中腹に繋がり、ここから再度分岐する。 上級から来たけど手持ちが不安……という場合に、比較的楽な初級を選んでさっさと山頂を目指すということも可能。 中級、上級では最終フロアにボスが登場する。 鬼ヶ島制覇でエンディングを見た後は全ていなくなっており、ただ素通りするだけのフロアとなる。 シュテン山道における目玉アイテムは、土、石、木、水、砂鉄の5種類からなる「城の材料」。 これらを集めてゴールのシュテン村に辿り着き、材料を部品に加工してもらい、川下りでナタネ村に帰ったら城の組み立てに臨み……というのが一連の流れになる。 未使用の部品が残っている時は組み立てが最優先になるため、ストックが片付くまでシュテン山道に行かせてもらえない。 城の材料は部品の組み立てだけでなく普通のアイテムとして使うこともできる。本当に危険な時や城が完成した後の使い道として覚えておくと役に立つ。 材料は中級、上級になるほど質の良いものが落ちている。 加工時に使うことで壊れにくい部品を生み出し、鬼が襲撃した際に破壊される確率を下げることができる。 そのためストーリーが進むにしたがい、プレイヤーがメインで攻略するルートは自然に中級、上級へステップアップしていく……という訳である。 特に「最高の○○」だけで作った部品は絶対に壊されなくなるという強大なメリットがあるので、破壊されるのが嫌な風来人は必然的に上級を通うことになる。 (「最高の〇〇」に関する落とし穴、というか注意点は後述) そうでなくても店や合成の壺、マゼルンは初級には絶対出てこないため、戦力の増強を図る意味でも上級はとても大事である。 全て壊れない部品にすると黄金のシレン城になり、文字通り何をされても壊れない難攻不落の城となる。 …そのまま鬼ヶ島が解禁されて鬼が攻めてこなくなるので、イベントの一度きりしか防御力を拝めないのは残念だが。 寧ろ金の城でこのイベントを起こせる人なら最早ガラハや鬼の親分も瞬殺だろう。 シュテン山中腹 鍛冶屋では有料で装備に関わるサービスを受けることができ、メインは武器を鍛えてくれること。 普段は+1だが、まれに+3も上昇することがある。 ただし1回の冒険で1度しか鍛えてくれない。 他にもだいぶ進んでからの話になるが、装備に合成した印を消したり、腕輪のヒビ割れも直してくれる。 条件を満たしているととても珍しい武器を手に入れることができるので、装備品かけコンプの際にもお世話になる。 行商人の店ではオーソドックスな武器と盾、それと巨大なおにぎりに様々な便利アイテムを売っている。 シュテン山道における食糧補給ポイント。 特にほぞんの壺はあるだけ困らない超便利な収納アイテムなので、ギタンに余裕があれば買っておきたい。 中級以上では識別の巻物、おはらいの巻物も役立つ。 ストーリー的にもアスカとの出会いや、ガラハ一派の悪だくみなど、その舞台としてたびたび用いられる。 エンディング後は条件を満たすと中腹に直行する手段も追加されるが、専ら「中腹の井戸」に挑むための交通機関であり、シレンがアイテムを持った状態では利用できない。 マーモに収納している分だけは取り出して使えるので、鍛冶屋を利用したい時や道中をスキップしたい時にはその方法で。 シュテン村 店主の一族が暮らす村。このダンジョンのゴール地点。 大人から子供まであの特徴的な赤い服を着ている。 奥の受付でこれまで集めた材料を部品に加工してくれる他、手前には「よい○○」の材料を売っている行商人もいる。 ただし、行商人の売る材料は結構な高値であり、序盤は殆ど手が届かない代物。 ここだけで良質な材料を集めようと思わず、ギタンに余裕がある時に足りない材料の埋め合わせとして買うのが無難。 エンディング後は条件を満たすと高難度ダンジョン「あかずの間」の入口が開くようになる。 シュテン山道 (※)はシャッフルダンジョン。 シュテン山道初級 新緑の森(1~2階)※ 竹林原野(3~4階)※ さびれた坑道(5~6階) ~シュテン山中腹~ 無尽蔵の滝(7階)※ 鍾乳洞の底(8階) 奈落山峡(9~10階)※ チュートリアルの「小さな谷」を除けば最初に挑むダンジョン。 実に半分以上がシャッフルダンジョンで構成されている。 最初から武器・盾を含めた全アイテムが識別済みで、呪われた装備も落ちていない。 ゲームを始めたばかりの頃はここで装備を整え、山頂を目指していく。 一方で矢、杖、腕輪は手に入らず(*2)、攻略には巻物や草を使いこなすことになるだろう。 1階では必ず「ちょきんの壺」が落ちており、持った状態で倒れても所持金が減らないというありがたい効果がある。 ……が、必要なアイテムスロット数はなんと「3」。これは城の材料の最高ランクである「最高の○○」(2)よりもでかい。 慣れてくるとありがたみが薄れる上に持ち物を圧迫するだけなので、腕に自信があるなら拾うだけ損。その逆であれば持っておくに越したことはない。 『4』『5』プレイ済みだとちょきんの壺より装備用のタグが欲しくなってくる 登場モンスターはおなじみのマムル、チンタラに加えてケロぼうず、足軽どん、ヤミキチだのと平々凡々な面子が並ぶ。 流石に後で登場するモンスターほど攻撃力は高いが、それなりの良い装備を確保していると己の身一つよりは安全に戦える。 階が進むにつれ、ちからを下げてくるしおいやん、満腹度を少し減らしてくるハラヘリーニョ、 誤射でレベルアップする恐れがある馬武者、同じくタイガーウッホなどの厄介な特殊能力持ちが登場するようになり、不思議のダンジョンが何たるものかを教えてくれる。 とはいえまだまだゲーム序盤なので、よほどの事故が起きない限りはアイテムの使い方が分かってくれば楽なダンジョンである。 ワナは1~4階の間は絶対に出現しない。 要注意モンスター ピコタン 見えるワナを壊す習性があり、スイテキマルの置き土産(すいてきポットン)を消してくれる。 しかし攻撃力が妙に高いので、ピンチになったら惜しみなく回復するか、ドラゴン草で遠くから倒すなど工夫を。 ぬすっトド 普段は寝ていて、起きると手近なアイテムを拾うか、シレンから直接ランダムで奪ってワープする。 それ以降はシレンから逃げるように動いて倒しづらくなる。盗まれたら部屋の角に追い詰める、遠距離攻撃で倒すなどして立ち回ろう。 他のモンスターと違って2マス以内に入ってくると起きるのも厄介。 しかし、盗まれる前に倒せばアイテムを確定でドロップするおいしい奴でもある。ちなみに城の材料は落とさない。 侍どん 前述した足軽どんの上位種。 バトルカウンターを装備しているという設定で、受けた通常攻撃のダメージ数割をシレンに返してくる。 一発で倒し切れないと見かけ以上の痛手を食らうことになるので地味ながら強い。 馬武者 銀の矢を撃ち、直線上の全てを貫いてくる。 シレンが初遭遇する投擲モンスターなのだが、火力以上に問題なのが「貫通」するという点。 モンスターであっても無差別にダメージを与え、もしそのダメージで倒してしまうと当然レベルアップ。 レベル2の「荒馬ザムライ」はドラゴン草の最高打点(77ダメージ)にすら耐えるタフさを誇り、下記のシャーガを悠々と飛び越す攻撃力でシレンを蹂躙する。レベル3・4まで上がるともうタジタジ。 この時点で爆誕したら勝ち目が無いため、他のモンスターを射程圏内に立たせないことを徹底すべし。もしレベルアップしたら可能な限り次の階へ逃げること。 馬武者をはじめ、範囲攻撃を所持するモンスターは往々にしてこの手の事故が起きやすいので強く警戒しよう。 にぎりへんげ シレンの手持ちを1つおにぎりに変えてしまう。 ほぞんの壺にこれをやられた場合、中身も全ロスするという悲劇。 必ずおにぎりに変えてくる訳ではないものの、基本的に接近戦を許すべからず。 食糧不足の際にはありがたいのだが、この時点では出現が遅いのでありがたみは薄い。 ジライヤ 倒されると名前通りに地雷を残す。 下位のスイテキマルと比べたら危険度は段違い。足元にワナやアイテムがあると残せないのでよく覚えておこう。 こいつに限らず部屋の出入り口にワナを置かせてしまうと要らぬ苦労を負わされる。 タイガーウッホ 手近なモンスターをシレンに投げ飛ばしたり、シレンをモンスターやワナに投げ飛ばしてくる。 ジライヤの置き土産で置かれた地雷に投げ込まれると非常に嫌な気持ちとなる。 なお投げ飛ばされた側が衝突で受けるダメージは少ないが、これでモンスターが倒れた場合は当然のようにレベルアップする。 シャーガ シュテン山道初級で最も攻撃力が高いモンスター。 侍どんや馬武者のような特殊能力は持たないが、そのぶん無駄もなく純粋にただ強いというパワータイプの敵。 なまじ攻撃力が高いせいで、弱った仲間や土人形がシャーガに仕留められると、荒馬ザムライ同様にこの時点では対処困難なナシャーガ・ラシャーガが降臨する恐れも。 シャーガを見つけたら巻物や草を惜しみなく使って切り抜けよう。 シュテン山道中級 静かな岩屋(1~2階) せせらぎ渓谷(3~4階)※ 群青の洞穴(5階) ドロロヶ浦(6~7階)※ ~シュテン山中腹~ 流転の石窟(8階) 大峡谷(9~10階)※ 幻影深山(11階~12階)※ 源流の魔窟(13階) シュテン山道初級を1回クリアすると解禁。 通常のランダム生成フロアも少し増え、中級だけで見た時の全長も少し延びた。 初級では出なかったアイテムが登場する。 ドラゴン草と同じダメージだが射程1マスの火炎草も登場し、地味に射程の違いによる使い分けを意識させられる。 へんげの壺は使う場所・状況によって良いアイテムが出る可能性もあるが、最初のうちはまだ有用性を実感しにくいので「時と場合によって使えるかもしれない」と頭の片隅に留めておこう。 中級から落ちている杖は回数制なので、巻物や草のような使い切りではなく長持ちするのが利点。 一方で有利なことばかりではなく、ここから武器と盾が未識別で出現し、たまに呪われていることがある。 呪われた装備は強化値が「-1」されており、識別の巻物で識別することにより呪いの有無が明らかとなる。 初級と同様に手ぶらで開始しても何とかなるが、登場モンスターとワナの幅はぐっと広がる。主に厄介寄りで。 弱ったらシレンが手出しできない水中へ逃げ込むオトト軍曹、馬武者ほどではないが遠くから矢を撃つボウヤーなどなど。 ワナの方はデロデロの湯でおにぎりをダメにされたり、毒矢でちからを下げられたりと精神的にもきつい内容が増える。 一方で倒すと必ずちからの草を落とすボーナスキャラ、Mr.ブーンも登場するので、遭遇したらうまく倒して稼ぎたい。 8階のみ、店が出現する可能性がある。しかし1フロアだけなのであまり期待はしないこと。 また8階からは材料がより良質なものになり、中でも「最高の木」は中級後半だけで拾える。 ……そう、上級に最高の木は一切落ちていないのだ。 このため、上級解禁後もシュテン山道中級には引き続きお世話になる。 要注意モンスター 初級と同じ敵は除く。 ボウヤー、コドモ戦車 距離が空いていると木の矢、鉄の矢を撃ってくる。 どちらも結構痛いが、落とす矢はこちらも使えるため、飛び道具確保にも役立つ。 稀に地形を利用して、壁めがけて誤射させればアイテムドロップ判定を介さず矢を頂くこともできる。 ……一方で気を付けたいのが、他のモンスターに誤射して仕留め、レベルアップしてしまった時。 オヤジ戦車になると大砲一発で更に巻き込みレベルアップの可能性が高まり、そのまま最強のイッテツ戦車になってしまう恐れがある。 もちろん、この時点でのイッテツ戦車にシレンは無力につき、トラウマ待った無し。 初代に比べればステータス・大砲の威力ともに大分パワーダウンしているとはいえ、この段階だと固定ダメージ連打に耐えきるのは難しい。 馬武者と違ってどちらも貫通しないので、このように不幸な事故はそうそう起きないが、なるべくシレンとの間に他のモンスターを立たせないこと。 馬武者で痛い目に遭ったなら、立ち位置の重要性は嫌と言うほど理解できるだろう……。 ゲイズ みんな大好きで大嫌いなゲイズ先生。 隣接して操られ、せっかく拾った城の材料をパーにされてはたまったものではない。初級で戦ったにぎりへんげと同じく、近づけさせない戦い方を徹底しよう。 残念ながらシュテン山道ではやまびこの盾が決して入手できないので、当面はそれ以外のアイテムで対処することになる。 ケンゴウ ファンブックお墨付きの嫌われ者。シレンが装備している盾を弾いてくる。 後ろに仲間やモンスターがいる時に弾かれれば、背にアスカがいない限りロスト確定。また足場のない所に落とされても消えるので結局同じ。 ある程度仕上がってきた盾をここで失うのは惜しいため、ゲイズと同様かそれ以上に近づけさせず仕留める、ないし壁を背にして戦いたい。 とはいえ、壁の生成が限られているシャッフルダンジョンにも平然と出てくるので頭が痛くなる。更に本作では装備品での予防も不可能ときた。 ヤギ司祭 シレンの最大HPを半分する魔法を使う。 文字通りに生命線であるHPが半減させられるのは非常に痛い。 他のモンスターと乱戦になりかねない状況でやられると一番怖いので、単独にさせて戦うと安全。埋め合わせかアイテムドロップ率は高め。 アメンジャ シュテン山道中級のボスモンスター。13階に必ず出現。 3匹1セットアメンジャーズで現れ、倍速2回行動でアイテムを拾ってはシレンに投げつけてくる。 ドラゴン草、火炎草、ギタンを食らって死因に繋がるのはよくある話。 手持ち無沙汰であっても、上記の性質で2回も連続攻撃を食らうことになり遠近隙がない。 正面切って戦うのは困難なので、ここまでに集めたアイテムを存分に駆使して戦うといい。 いかずちの巻物が複数あればそれだけで虫の息だし、炎上の巻物で勝手に火柱へ突っ込んだり投げ込んだりし、すばやさ草で対等なスピードのもと戦える。 ボスとはいえ他のダンジョンでは雑魚としても登場するモンスター。手持ち次第で攻略法は色々あるのだ。 一度倒せば、それ以降は全滅させずとも出口が開放済みなのでスルー可能。ただし罠には注意。 シュテン山道上級 滝壺深部(1~2階)※ 山中の洞窟(3~4階) ヒズメ岸壁(5~6階) 暗夜空洞(7~8階) ~シュテン山中腹~ 断崖の風穴(9階) 古都の遺跡(10~11階)※ 源流の魔窟(12階) 白銀霊峰(13~14階)※ 女王グモの巣(15階) シュテン山道中級のクリア後、いざないの古文書を完成させると解禁。 ランダムとシャッフルが交互に訪れ気味だった中級までと比べ、前半ランダム、後半シャッフルに偏っている印象を受ける。 12階は再びアメンジャーズが待ち受けているが、最初から出口が開いているので初期位置次第ではやっぱりスルー可能。 上級だけあってモンスターも更に強くなり、他のルートと比較して強いモンスターの登場が早まっている。 しかしアイテムも難易度に見合った逸品が多くなり、店は出現範囲が少し広がる。 特筆すべきは後半で手に入る最高の城の材料(木を除く)に加え、合成関連の要素(壺、マゼルン)や腕輪が得られること。 運が良ければゲーム中屈指の便利アイテム「とうしの腕輪」が拾えるので、鬼ヶ島やクリア後ダンジョンを見据えていくつか拾っておくのが吉。 マゼルンの異種合成も使いこなすとかなり冒険が有利に進められる。 ちなみに3~6階は黄金の階段が出る可能性がある。 しかし、この時点では広大な壁の中から探し求めるのは無理難題であり、本格的に捜すのは鬼ヶ島などで大部屋の巻物を手に入れてから。 厄介なにぎりへんげやゲイズが出ず、ケンゴウも1フロアだけの登場なので、実は初級、中級よりマシという声も。 要注意モンスター 初級、中級と同じ敵は除く。 アイアンヘッド 初代やGBから続投してパワーアップしたモンスター。頭がチェーンに繋がれているため、3マス先から頭を投げつけて攻撃するようになった。 間にモンスターがいてもお構い無しなので、やはり下手するとチェインヘッド、果てはギガヘッドにレベルアップしてしまう可能性がある。 ギガヘッドは本作のもっと不思議のダンジョン深層に出てくる最強クラスの雑魚枠。爆誕したら即逃げること。 経験値は多いが、アイテム無しで対処できる相手ではない。 パ王 封印の杖でシレンを封印状態にしてくる。 封印されると巻物や草が使えず、いざという時にピンチを切り抜けられない。 だが後の鬼ヶ島を思えば、封印するだけのコイツがいかに温情なことか……。 ウルロイド 爆弾を投げて攻撃。 爆風は敵味方無差別に巻き込むので、案の定と言うべきかゴリボット、ベアボーグにレベルアップされるとどうしようもなくなる。 レベルアップ後はイッテツ戦車の強化版みたいな強さを誇るので、乱戦は絶対に避けよう。 シップウ 倍速2回行動で、行動を許すと純粋に痛い。 シップウのようなゴースト系のモンスターは回復系の効果でダメージを与えられるので、弟切草を投げつければワンパンで沈む。 バットカンガルー 倍速の杖を振り、お手軽に実質シップウを量産してしまう。 シップウに振れば3倍速3回行動で殆どカミカゼ同然になり、仲間を打ちのめされて本物カミカゼを生むという悲劇の引き金にも……。 バットカンガルー自体の戦闘力は並なので、見かけ次第さっさと倒そう。 女王グモ シュテン山道上級のボスモンスター。15階に必ず出現。 後の神社の隠し穴に登場するものと違い、フロアの出口前の部屋に陣取って動かず、頻繁にヨロイグモを生んでけしかけてくる。 呑気に戦っているとヨロイグモの群れに囲まれ、物量戦法で袋叩きにされてしまう。 だがその場から一切動かない点を突き、炎上の巻物か火ばしらの杖で焼却処分することで楽に倒せる。飛び道具で燃焼時間を稼ぐとなおよい。 高とび草も確保していれば女王グモの部屋に直行できるので非常にやりやすい。 ちなみに倒した時はその場で悲鳴を上げて苦しみながら脚が次々ちぎれて息絶えるという、まあまあショッキングな死に様を見せつけられる。 中級のアメンジャと違い、エンディング後にいなくなるまではスルー不可能のため、上級でクリアする場合は嫌でも毎回死に様を観賞することになる。 余談 シャッフルダンジョンの風景は、64のグラフィック性能を加味しても結構綺麗に描かれている。パコレプキンの腕輪があるなら空中散歩で鑑賞するのもまた一興である。 「シュテン」の名前の由来は「店主(テンシュ)⇒シュテン」のアナグラムからだと思われる。 追記・修正は城の材料を集めながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] セオリーとか全く知らなかった初プレイ時は中級がクリア出来ず、初級だけで城を完成させました... -- 名無しさん (2024-01-02 07 24 55) >「シュテン」の名前の由来は「酒吞童子」から。 シュテンは「店主」のアナグラムだと思うが…。ダブルミーニングかもしれんけど、鬼ヶ島が独立してるんだからメインの意味じゃない気がする -- 名無しさん (2024-01-02 07 59 21) どう考えても酒呑童子が由来になるわけないだろ。鬼が出てくるからって深読みしすぎ。「店主」だから「シュテン」と考えるのが普通。 -- 名無しさん (2024-01-03 09 14 46) 名前 コメント
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登録日:2023/07/29 (Sat) 23 31 29 更新日:2024/01/01 Mon 23 21 49NEW! 所要時間:約 11 分で読めます ▽タグ一覧 もののけ王国 シレン2 ムチゴロウ モンスターの壺 不思議のダンジョン 女王グモ 昨日の敵は今日の戦友 神社の隠し穴 風来のシレン 「神社の隠し穴」とは、『不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』に登場するダンジョンの一つである。 仲間は同行不可、持ち込めるアイテムは後述。 本編クリア後あたりに解禁される「モンスターの能力を活用するダンジョン」の系譜を継いでいる。 概要 ナタネ村に城を完成させ、鬼退治にも成功……つまりエンディング後に解禁イベントが発生。 ムチゴロウなる男がシレンの前に現れ、彼いわくモンスター達を集めた夢の楽園「もののけ王国」を作りたいとのこと。これと合わせて、ナタネ村の神社横に当ダンジョンの入口が現れるようになる。 神社の隠し穴での目的は、「モンスターの壺」でモンスター達を捕まえ、能力を駆使しながらたくさん捕まえること。 このダンジョンに持ち込めるアイテムはモンスターの壺が10個のみとなり、中身の有無は問わない。 それとは別にモンスターの壺3個と持ち帰りの巻物が支給され、ある程度集めたら適当なタイミングで切り上げることができる。 モンスターの壺はダンジョン内にもよく床落ちしており、基本的に多くのモンスターはここで集めることになる。 ただし、ケンゴウ種など不在のモンスターも多少いる。 そういったモンスターは素直に他のダンジョンで集めよう。 捕獲という観点で見たときの最大の目玉は、60階から出現する「女王グモ」。 ストーリーではシュテン山道上級のボスとしても立ちはだかったことから、「じゃあシュテン山道で捕まえればいいんじゃね?」……と思ったら大間違い。 狙ったかのようにエンディング後はシュテン山からいなくなり、神社の隠し穴にしか登場しないのだ。 この事情から、もののけ王国コンプリートを目指す上で最低60階の踏破は避けられないものとなる(*1)。 出現アイテムはモンスターの壺を含めても全体的に少なく、武器・盾・腕輪は床落ちしておらず、武器は特定の敵からの低確率ドロップでしか得られない(*2)。 ほぞんの壺も登場しない……というより、モンスターの壺以外に壺は全く出ない。 一方で、床落ちアイテムの中にはモンスターの壺を保護するありがたい「壺われずの巻物」「転ばぬ先の杖」が含まれ、他にはモンスターを直接操れる「のりうつりの杖」も登場する。特に後者の杖は隠し穴を楽に攻略するなら必須級アイテムなので、何が何でも序盤のうちに確保したいところ。 モンスターの壺 その名通り、モンスターを捕獲する壺。 初代『不思議のダンジョン2 風来のシレン』ではモンスターの肉を食うことでそのモンスターに変身したが、こちらは捕まえた個体が仲間として一緒に戦うのが最大の違い。 捕まえたモンスターは印として頭にハートマークが浮かび、以下の特徴を持つ。 もののけ王国に預ければいつでも連れ出し可能 捕まえたモンスターが倒れると、普通は壺ごと消滅してしまう。 しかし、もののけ王国でムチゴロウに一度でも預けておけば、それ以降はダンジョン内で倒れても消滅することはない。 遭遇困難なモンスターを捕獲したら不慮の事故を想定し、ナタネ村への帰還を優先するぐらい慎重になってもいいだろう。そのまま連れ歩いて事故死は泣くに泣けない。 壺から出すと必ず特殊能力を使う 何かしらの能力を持っている場合、出したターンで必ず使ってくれる。(例外もある) 例えばゲイズなら催眠術を使い、パ王なら封印の杖を振る。 これを知っていると対モンスター戦を有利に進められるだろう。 能力無しでも攻撃は行い、気まぐれのパコレプキンも(最初だけは)素直に戦ってくれる。 ちなみに、仲間にすると特殊能力の中身が少し変わるモンスターもいる。 しおいやん種はシレン相手だとちからの現在値or最大値を下げてくるが、モンスター相手は割合で攻撃力を減らす。 敵を倒すと成長する 味方モンスターもシレンと同じく、敵モンスターを倒すたびに成長する。シレンに経験値が入らない点は要注意。 成長によって上昇するパラメータはHP、攻撃力の二つ。 モンスターの種全体で上昇傾向が一括されているわけではなく、各レベルの個体ごとに成長回数の上限や、パラメータの上がり方が事細かに分けられていることが殆ど。 出した後は気ままに行動する 壺から出た後はシレンの行動に関係なく、敵モンスターと同様にランダムで移動を繰り返し、勝手に戦闘する。 なので、旅仲間のアスカ等と違って後ろに連れ歩くことは難しいが、モンスターにシレンが追従する形で先頭に据えて歩くことは可能。 戻したい時は一時的に空となった壺を選択し、「よぶ」コマンドを使えば帰還を優先してくれる。後は隣り合うだけで自分から壺に入る。 持ち込みについて 捕獲目的で潜るだけならともかく、女王グモの捕獲、更には99階の到達を目指すとなるとモンスターの厳選は必須。 お気に入りのモンスターを連れ歩くのはもちろん自由だが、冒険の安定性を取るならば有用なモンスター達もしっかりと集め、戦力となるよう育てきっておくことが求められる。 基本的に特殊能力ありきで選定したいところであり、ただのパワータイプはギガヘッド等の相当な強さの持ち主でもない限り厳しい。 連れていくと頼もしいモンスターの一部 アークドラゴン 敵に回すと延々シレンを遠くから焼いてくる癖に、いざ味方にすると部屋の敵にしか炎を吐いてくれない。 これでは只の硬くなったスカイドラゴンだが、こいつの真価はのりうつりの杖を使った時。 乗り移ると敵の時と同じく、フロア中の敵を対象にしたホーミング炎ブレスで殲滅することができる。 後半でも炎を吐きまくって殲滅しておけば、安心してフロアの探索が行えて経験値も稼げるといいこと尽くし。 にぎりもとじめ 敵を倒すと必ず大きなおにぎりに変化する。 食料生産において唯一無二の役割を担っている反面、最終的なパラメータは中堅どころなので強敵と戦わせるのはNG。 イアイ このダンジョンでモンスター相手に弾きを行うと、武器はこんぼう、盾は皮の盾しか落とさない。 (腕輪も弾けるシハンの場合、デタラメな方向に投げる「ノーコンの腕輪」を弾くためむしろ非推奨) しかしランダムで強化値が付くし、皮の盾は満腹度管理にとても重宝するため、下記のマゼゴンと合わせて重要な戦力強化要員。 にぎりもとじめと同じく、イアイは最大まで成長しても中堅どころのため出す相手に注意。 なお、武器と盾が無ければクリアできないということはなく、実はイアイがおらずともクリアは狙えるバランスとなっている。 その理由は後述。 しおかんべん ひと舐めで敵の攻撃力を大幅にダウンさせる。 成長回数も種の中では40と多く、特殊能力と相まってある程度の殴り合いにも耐えられる。 敵の時と違ってさすがに分裂しない。 プチフェニックス 回復を優先するルーチン上、適当に出しておいても安心感がある。味方モンスターも回復してくれる。 プチフェニックス自身は打たれ弱いので戦わせないように。 マルジロウ父 超重要モンスター。 転ばせてそこそこ距離を稼ぎ、アイテムを100%落とさせる……と、優秀な働きを見せてくれる。 特にマゼゴンの運用で転ばぬ先の杖を使わない時は、マルジロウ父が非常に重要となる。 他の強豪モンスターと比べたらやっぱり打たれ弱いので、基本は出したらすぐ戻すのがセオリー。 ドシャブリぼうず 隣接した敵モンスターを封印してくれるが、こいつの強みは成長回数にもある。 なんと50まで成長する上、パラメータの伸びも良い。 限界まで育てれば頼もしい味方として大活躍してくれるだろう。 ダイレップウ 壁抜け・3倍速のおかげで大体の敵に無双できる。 もちろん自分自身……すなわち、敵としてのダイレップウ対策にもなれる。 ただ、壁抜け持ちのせいでかなり気まぐれな移動が悩みの種。呼べばすぐ戻ってくれる。 マゼゴン 超重要モンスター。 存在そのものが歩く合成の壺[4]。 イアイ、マルジロウ父とのシナジーは言うまでもなく、もはや必須レベル。 武器・盾にありったけの「弟」印を重複させれば、クリア成功率は一気に高まるといっても過言ではない。アークドラゴンだって怖くない。 注意点として、食わせた状態で壺に戻すと体内のアイテムが消えてしまう。 そのため、マルジロウ父に乗り移って体当たりするか、転ばぬ先の杖を振るor当てるなどするかで転ばせる必要がある。 タベラレルー 普通なら予期せぬレベルアップを引き起こす厄介者だが、モンスター収集にかけてはまさに生きるしあわせ草。 隠し穴の1階から20階まで広範囲に出現するので、まずはこいつのもののけ王国入りを真っ先に目指そう。常に(敵向け)しあわせ草の在庫が確保されたも同然なので、上位種の捕獲も少し楽になる。 水神龍 種全体の特徴として水中のみ移動でき、陸上では動けないが、代わりにこの水神龍は成長回数が50とかなり多い。 動けないということは勝手に行動しないということでもあり、パラメータの伸びの良さからくる殴り力で固定砲台を任せる……という変わった運用もできる。 実際、最終的な攻撃力はゲーム中2位。では1位は誰なのかと言うと…… 女王グモ 神社の隠し穴における最終目標にして、味方モンスター中最強の女王。 というのもこいつ、成長回数が脅威の120と凄まじい多さで、最後まで育て切った暁には700を超えるHPに上記の水神龍(成長50)をも突き放す、他の追随を許さない超攻撃力で敵を屠ってくれる。 ストーリー中に戦ったボスが実はこんなポテンシャルを秘めてたなんて……と驚愕した風来人も多いだろう。60階まで下りるだけの価値はある。 一方、ボス時も使ってきたヨロイグモ3匹召喚はぶっちゃけ役に立たない。女王グモが成長してもヨロイグモの強さは変わらないからだ。 深層にもなるとせいぜいデコイ程度の働きしか期待できず、攻撃ではなくヨロイグモ召喚を選んだ時のガッカリ感は半端ない。いくら女王グモが(鍛えれば)打たれ強いとはいえ…… おもな要注意モンスター シレン自身を弱体化させる敵もさることながら、モンスターの壺自体に危害を加えかねない能力持ちはけっこう危険。 しおいやん種、毒サソリ このダンジョンはちからを回復する手段が極めて限られているため、迂闊に下げられるとその後にじわじわと響く。 あまりシレンで殴らないプレイスタイルなら影響は小さいが、しおやだんやしおかんべんの分裂能力には注意。 前述したように最上位のしおかんべんは味方にできるとかなり有用。 ぬすっトド種 モンスターの壺も容赦なく盗んでくる。 このダンジョンにトドの盾は登場しないので、近づかれると… 中身が入ってる壺を持って水中に逃げられたら絶望的。接近される前に対処すべき。 にぎりへんげ、にぎりもとじめ ぬすっトドと同じく、モンスターの壺をおにぎりに変えて事実上即死させるのが怖い。 へんげの出現範囲は通常ダンジョンより増えているので、通路は仲間モンスターに先行させること。 ゲイズ種 催眠術で持ち帰りの巻物を読まされてはたまったもんじゃない。 やはり近寄られるより先に対処が一番。 かんにんぶくろ 味方モンスターも自爆に巻き込まれたら即死なので、HP調整には気を付けよう。 ジライヤ、ダイジライヤ 味方のモンスターが地雷に巻き込まれるとやはり即死。狭い通路には置かせないように。 ギャンドラー 中身入りのモンスターの壺を食われた場合、容量が[1](*3)→[0]になる……すなわち即死。 タイガーウホーン 味方モンスターが落とし穴・デロデロの湯・地雷・大型地雷などに投げ込まれるとやっぱり即死。 距離を離していても2匹のうち1匹が片方を投げつけてきたりするので、特殊能力を封じて急いで対処する事。 ダイレップウ 安定と信頼の辻斬り。このダンジョンは盾が貧弱なので、最果てへの道より強敵となる。 通路で壁越しに出くわすと回避もへったくれもない。フロアに下りてすぐは向こうから接近してくるのを待とう。 たまらんガッパ 99階における最悪の脅威。 隠し穴の99階はループ式となっていて、持ち帰りの巻物が必ず落ちているのだが一度目の99階にしか床落ちしておらず、手持ちに無い状態でたまらんガッパに投げつけられると脱出不可が確定する。 乗り移りアークドラゴンで事前に焼き払ってしまいたい。 余談 前述したように、初代の頃にも「肉を食べてモンスターに変身」することで、苦しめられたモンスターの特殊能力を活用するという要素は存在する。「モンスターを仲間のように扱う」のはこれが初であった。 これらのシステムはプレイヤーに大ウケしており、以降のシレンシリーズでも『GB2』のンフー、『アスカ見参』のエレキ箱、『シレン5』の「○○の証」「おコンの変身」など、類似したシステムがたびたび登場している。無論、神社の隠し穴に近いコンセプトのダンジョンもセットで登場している。 モンスターの壺は低確率ながら「最果てへの道」にも出現する。神社の隠し穴で有用性に気付いた風来人なら活用しない手は無いだろう。このダンジョンでもやはりマルジロウ父を中心に大活躍してくれる。 全てのモンスターを集めると……? 全てのモンスターを登録し、見事もののけ王国を完成させると更なる変化が起きる。 なんと神社に何のイベントも無く、しれっともう一つの穴が開いているのだ。 これこそがもののけ王国を完成させたプレイヤーに向けられた、神社の隠し穴の高難易度版ダンジョンである。 ダンジョン名は変わらないものの、プレイヤー達からは通称「裏神社の隠し穴」「上級神社」と呼ばれることが多い。 神社の隠し穴と同じ設定だが、こちらはモンスターの壺を持ち込むことができない。 つまり前述の有用なモンスター達に頼れない。当然、イアイやマゼゴンを活用して装備を作ることも不可能。 基本的には必要なモンスターを全て現地調達しながら奥へと進んでいく。 更には味方モンスターが倒されると、敵がレベルアップしてしまう。 しかし裏を返せば、タベラレルーを捕らえずとも敵を簡単にレベル上げできるため、上位種をわざと作って倒し、経験値稼ぎに使える。 道のりは表神社よりも厳しいが、それでもモンスター達の能力をフル活用し、時にはモンスターの壺そのものを回避手段にすることで、頑張ればイアイやマゼゴンがいなくとも99階到達はじゅうぶん可能なバランスとなっている。 (裏を返せば、表神社もほぼ同じように素潜りで攻略可能ということ) 番付などは表神社と同一で、特にご褒美も無いため、そっちでは物足りなくなった上級者向けの完全なおまけ要素と言える。 アニヲタの壺[❤] ツイキの壺[❤] シュウセイの壺[❤] △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この調子なら最果ての道も単独記事になりそうだなあ -- 名無しさん (2023-07-30 08 57 23) バグを厭わないならガゼル教皇を使うともののけ王国コンプが楽になるらしい。なおンドゥバ種 -- 名無しさん (2023-07-30 12 44 35) 女王グモ以外の目的として城飾りがあるけどあんまりここをやり込む人はいない感じ -- 名無しさん (2023-07-31 19 28 55) 名前 コメント
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(3Fにて)「ここはマリオでいう1-3ですね。」 記念すべき最初の冒険であっけなく倒されたのりすけ。しかし未識別の草がなんと縛り対象である復活草だったため復活してしまいスレが唖然。ルール改訂タイムに突入。その後、こういう場合はリセットということに落ち着いた。死因:復活草 (TAKE3)どうくつマムルに瀕死にさせられる→草を投げつける→回復草でマルム全快→\(^o^)/ (TAKE4の神コンボ)1Fスタート直後にモンスター召還→道まであと3歩の所で落とし穴→助かるかと思ったが落とし穴のダメージで死亡 9F。眠っているにぎり変化を発見→おにぎりを量産してもらうために、重要なアイテムを部屋に置き、木の矢を一本ずつ持つ→いざにぎり変化!というまさにその瞬間部屋の隅からタイガーウホホ参上\(^o^)/→幸運にも、ギリギリの歩数の位置に不幸の杖を置いていたのでそれを振って助かる→ウッホを倒し、いざにぎり変化!→攻撃ばっかで1つもおにぎりを作らず終了 TAKE22,11F。モンスターハウスに遭遇→モンスターでギチギチだったが、丁度うまい位置からアイアンヘッドがモンスターを攻撃→シレンがそのモンスターを1発撃破、のループであっけなく全滅成功。うめえwwww TAKE22,14F。モンスターハウスから命からがら脱出、体力の回復も出来ぬまま次のダンジョンへ→1歩歩いた瞬間召還の罠発動、バットカンガルー4体に囲まれる→部屋上部の通路に一マス逃げ込むが真下に倍速カンガルー&3倍速くねくね→HP7、回復も無い、くねくねを倒しても隣の倍速のドラゴンに一撃でやられる絶望的詰みな状況→スレに1つの書き込み「通路上に向かって場所換え」→まだ見ぬ闇の通路の先にモンスターがいることを祈りつつ場所替えの杖を振る→奇跡。本当に上にいたモンスターにヒットし、脱出成功!→壷の中の弟切草を取る為に上部壁に壷を投げる→弟切草を取った直後、通路下から通常倍速のアメンジャが眼前に迫る。長考する主とスレ住人達。→弟切草と同じ壷に偶然入っていた倍速の種を飲み、ギタン投げでアメンジャ撃破→ちから18の強力な矢で、くねくね、カンガルーを全撃破!考え抜いた末での見事な打開劇であった。 (昔話)「もう餓死寸前の時にさぁ、おにぎりが落ちててさ、やったと思ったらおにぎりの一歩手前で落とし穴とかさぁ、笑えてくるよなー」 (TAKE57,22F)モンスターハウスの入り口に大型地雷。本気で殺しにかかってるぞこのダンジョン。
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不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城! 【ふしぎのだんじょん ふうらいのしれんつー おにしゅうらい しれんじょう】 ジャンル ローグライクゲーム 高解像度で見る裏を見る 対応機種 ニンテンドウ64 メディア 256MbitROMカートリッジ 発売元 任天堂 開発元 チュンソフトクピド・フェアクリーチャーズアバン 発売日 2000年9月27日 定価 7,140円 判定 良作 ポイント 異種合成、印システム、そしてマゼルン系が初登場もののけ王国、装備品かけなどやりこみ要素が豊富黄金の間、モンスターの壺などシリーズ独自の要素も敵としても仲間としてもケンゴウ系全盛期アイテム製造機・マルジロウ父 風来のシレンシリーズ関連作品リンク プロローグ 概要 特徴 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 プロローグ 後に風来人として名を残す男・シレンの子ども時代の話。 ある日相棒のコッパと訪れた小さな村・ナタネ村は、海の向こう側にある鬼ヶ島からの鬼の襲撃に悩まされていた。 鬼から村を守るためには立派な城を建てるほかないというが、ひょんなことからシレンが城を作ることに。 かくして、シレンと鬼たちの攻防戦が始まるのであった。 概要 SFC版『不思議のダンジョン2 風来のシレン』(以下、前作)の続編で、シレンシリーズ久しぶりのナンバリングタイトル。 それまで外伝作『風来のシレンGB 月影村の怪物』『同Win版』が出ていたが、正統続編としては約5年ぶりとなる。 64というハードゆえか全体的にまったり感があり、敵役である鬼も悪さをするがどこか愛嬌のある憎めないキャラ達になっている。 時系列的にはシリーズ最古の物語で、シレンは10歳(*1)の少年である。 特徴 ダンジョン分岐による難易度調整 前作では最初のダンジョン自体が最深部のラスボスまで繋がっているダンジョンであった為、難易度はゲーム開始直後もクリア直前も常に一定となっていたが、本作においてストーリーで潜る事になるダンジョン「シュテン山道」は「初級(全10F)」「中級(全13F)」「上級(全15F)」に分かれている。 最初から「未識別」状態のアイテムばかりで何が何だか分からなかった前作から、今作はダンジョンの難度に応じて未識別状態の要素が増えていくよう調整されている。アイテム別の説明もより詳しく書かれている他、初級では初めて手に入れたアイテムの効果をその場で教えてくれるため、初心者でも安心してプレイ出来る。 ただし、「中級」「上級」は一つ下の難度をクリアしなければ出現しないため、正確には難易度選択ではなく「ステージ」という扱いのほうが近い。 初級は6F、中級は7F、上級は8F突破後に「シュテン山中腹」という村に到着し、簡易的な補給が行える。 中腹では壺への出し入れを除いてアイテムを使う事はできないが、常駐している行商人店舗は「カタナ」「巨大なおにぎり」「ほぞんの壺」といった冒険の基盤アイテムを常に取り揃えており、鍛冶屋では武器の強化(*2)や腕輪の修理、合成印の削除(*3)を行える。 また、中腹の先は再び上・中・初級にルートが分岐し、前半とは異なるルートで後半に挑むこともできる。 このため「前半は『上級』で稼ぎ、後半は『初級』で安全に帰る」といった生還重視な立ち回りや、「『上級』後半へ手早く乗り込むため、前半は階層数が少ない『初級』」という時短重視な立ち回りも可能。ただ後者は階層とレベルがズレる為、危険度も高い。 1回1回の冒険は軽めの物になっている為、何度も潜る中でアイテムを収集しつつ、「不思議のダンジョン」を学びながらストーリーを進めていくことができる。 前作と違ってアイテムを持ち帰るのが容易なために、装備の強化も行いやすい。RPGのようにキャラが強くなったことを実感しやすいので、これも初心者に受け入れられる要因であった。 中級や上級は良質な「城の材料」が手に入る(下記参照)が、その分クリア難易度も高くなる。中級や上級はボス戦も存在するため、なかなか手ごわい。 城完成後に行けるようになるシナリオ最終ダンジョン、「鬼ヶ島」は堂々の25F。ラスボスの戦闘力も前作とは比べ物にならないほど高いので、一筋縄ではいかない。 シレン城の建築 本作ではストーリーの主たる道として、「ダンジョンに落ちている材料を拾い集めてシレン城を作る」という目標が出来た。 城は「本丸」「二の丸」「内壁」「外壁」「お堀」の5つ、更に各部位自体も4段階に分かれており、全部で20工程に及ぶ。 城の材料は「木」「岩」「土」「砂鉄」「鬼よけ水」の5種類に分かれてダンジョン内に落ちており、プレイヤーは何度もダンジョンに潜って収集する事になる。 各材料も「〇〇」「よい〇〇」「最高の〇〇」と分かれており、必要材料の半分以上を良い材料で作った「がんじょう」な部品、最高の材料のみで作った「壊れない」部品も存在する。 よい系の材料は「中級と上級の序盤」、最高系の材料は「最高の木」を除いて「上級の後半」のみに落ちている。 材料を城作りに利用するためには、ダンジョン最上階まで持ち歩き、シュテン山頂上の村で加工してもらう必要がある。 城の材料は「ほぞんの壺」などの壺に入れることができないため、アイテム欄を圧迫する。さらに最高の材料は1つでアイテム欄を2つ分占領する為、一度に多く持ち歩くのは困難。城の材料をたくさん持ち歩くためには、他のアイテムを捨てる必要も出てくる。 城を半分の10工程まで作ると、3回の冒険に1回程度の割合で「鬼襲来」イベントが発生するようになり、シレンが作った城を壊すために鬼達がやってくる。 しかし、良質な材料で「がんじょう」な城の部品を作っておけば、このイベントで鬼に壊されにくくなる。最高の材料だけで作った「壊れない」部品なら、鬼に壊されることは絶対にない。より難しいダンジョンへ挑戦して良質な材料で城を作ることが、より良い結果に繋がるようになっている。 「城の建築」及び「鬼から城を守る防衛戦」は自動で進むイベントシーン。プレイヤーに委ねられることは「ダンジョンでいかに効率良く城の材料を集め、頑丈なお城を作れるか」である。 城の材料は、ダンジョン内で消費アイテムとして使うこともできる。「鬼よけ水」なら飲めばHPが回復する、「木」は投げ当てると吹き飛ばし+高ダメージなど。 どの材料もアイテムとしてそれなりに強力な性能を持っている為、「城を早く完成させるために、多少無理をしてでも城の材料を温存する」か、「生き残ることを優先して、ピンチの時には惜しみなく使う」かといった駆け引きがある。 さらに、「最高の材料」だけで作った壊れない部品のみで城を作ると、見た目が豪華な「黄金のシレン城」が完成するというやりこみ要素がある。 通常の城を一度完成させた後(エンディング後)でも挑戦可能。シリーズをやりこんでいるプレイヤーなら是非ともチャレンジしていただきたい。 そしてもう一つのエンディング後のやりこみ要素として、「お城の装飾品」がある。 「金のシャチホコ」「お堀のコイ」といった装飾品を飾り、さらにシレン城を華やかにすることが可能。これらの装飾品は難関ダンジョンの深部に落ちていたり、イベントクリア時の報酬として手に入る。 「印」の概念と異種合成の追加 武器と盾の合成に対して「印」という概念が追加された。 武具の種類毎に「印の空きスロット数」が設定され、合成で他武具へ引き継ぎできる特殊能力は、空きスロットに「印」としてハメ込むような形で管理され、付与できる特殊能力数に上限が設けられた。『DS』など例外もあるが、以降のシリーズでも概ね引き継がれているシステムである。 本作では、同じ印を2つ以上入れる「印の重ね掛け」も可能。重ねるほどに印一枠辺りの効能は薄れるものの、1種類の印のみで空きスロットを埋め尽くすといった一芸特化な武具も作成できる。「やまびこの盾」の「山」印など重ね掛けしても意味が無い印もあるが、約半数の印は重ね掛けで効果がアップする。 これらの仕様により、付与する印を取捨選択する戦略性が生まれ、合成システムそのものがより奥深いものとなった。 「成仏のカマ」「ドレインバスター」などの種族特効武器の効果がやや薄れている(*4)が、特効系の印は上記の通り重ね掛けの数に応じてちょっとずつ効果が上がる。 道具を投げて飲み込ませることで体内でアイテムを合成するモンスター、マゼルン種もシリーズ初登場。合成の壺を使う以外でも合成の機会が大幅に増えた。 さらに、合成の壺では「武器+武器」「杖+杖」といった同種のアイテムしか合成できないが、マゼルン種では「武器+草」「盾+巻物」といった異種合成が可能。 この異種合成でしか得られない強力な印も存在する。異種合成が既存の合成システムの幅を広げ、その後の不思議のダンジョンシリーズに多大な影響を及ぼした。 前作では地味な回復アイテムだった「弟切草」は、「背中の壺」(*5)の削除と異種合成時の優秀さも相まって、本作では攻略に欠かせないほどに重要度が増している。 マゼルンは「シュテン山道上級」に出現するのでゲームを始めて早い段階で会える上に、シュテン山中腹の鍛冶屋では印を消す事もできるため、合成の試行錯誤ができるようになっている。 マゼルン種はただ合成できるだけの便利なモンスターという訳ではなく、アイテムを与えるごとに攻撃力とHPが大幅にアップする。 その上、主力の武器・盾を合成した場合は、一時的に戦力が削がれた状態で強くなったマゼルン種を倒す必要に迫られるなどの駆け引きが生まれ、高いリスクと高いリターンが調和したモンスターとして、以後のシリーズに欠かせない存在となった。 「見た目だけ他の敵に化ける変身系モンスター」と「合成モンスター」が同階層で共演するという、不思議のダンジョンシリーズでよくある嫌らしいトラップも、本作の時点で既に存在する。 最果てへの道50F以降のみ、ものまね仮面系とマゼルン系が共存しており、誤って偽物のマゼゴンにアイテムをぶつけないように注意したい。 特定の装備に同じ印を複数入れたり、印の順番を特徴的に揃えると強力な武具に変異する特殊装備システムも追加された。 詳細は後述するが「回復の剣」、ドラゴンキラーの上位版「龍神剣」、壊れることがない「サトリのつるはし」など、入手できれば頼もしい武具ばかりである。 最強武器「秘剣カブラステギ」の作成方法も同様であり、剛剣マンジカブラに5つのとある印を順番通りに付与してから鍛冶屋で鍛えると完成する。要求される印の素材の関係上、作成可能になるのはエンディング後になるが。 前作では「基本攻撃力・防御力に優れた装備品」を合成のベースにするのが主流だったが、本作では「スパークソード」「トドの盾」といった「基本値は低いが印数が多い装備」もベースの選択肢に入るようになった。 例えばどうたぬきは「攻撃力12・印数6」、スパークソードは「攻撃力7・印数6」だが、スパークソードは「2回空振りすると次の攻撃が必中会心」という特殊能力が最初から入っているため、実質的に入れられる能力数がどうたぬきより1つ多いという利点がある。 「白紙の巻物」を武器や盾に異種合成することで、装備の印数を増やすことが可能。どの装備も印数を16まで増やせるので、最終的には基本値が高い装備の方が強くなる。 しかし、白紙の巻物は貴重品で簡単に量産できるアイテムではない。白紙の巻物を入手できる数に限りがあるシュテン山道や最果てへの道では、多少基本値が低くても印数が多い装備が好まれる傾向にある。 個性的な仲間達 本作では仲間キャラクターもシレン同様にレベルアップするようになり、しっかりとレベルを上げれば深層のモンスターとも互角に戦えるようになった。 倒した敵の経験値はシレンと旅仲間全員に入るので、経験値の奪い合いになることもない。 後に『風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』で主役を張るアスカ、『風来のシレンGB2 砂漠の魔城』で再登場するタンスのマーモなど、個性的な旅仲間も多く登場した。 一方、リクという仲間は極端な弱さから「敵のレベル上げが仕事だ」と言われてしまっている。おそらく旅仲間としてはシリーズ中屈指の弱さであろう…。 他の仲間よりレベルアップに必要な経験値が多く、攻撃力の上り幅も小さい。本人はシレンに憧れるだけのただの子どもなので、設定上無理もないが。 さらにエンディング後は、「モンスターの壺」を使う事でほぼ全てのモンスター(*6)を仲間にすることが可能。「もののけ王国」に登録することで以降は自由に連れ出すことができる。モンスターによっては、旅仲間以上に頼もしい強力な味方となる。 一度預けたモンスターは自由に連れ出せる他、モンスターやシレンが力尽きてしまっても、自動的に王国に戻ってくれる。(*7) だが、壺から仲間モンスターを出したまま「落とし穴」を踏めばはぐれてしまうし、どんなに強力な仲間モンスターでも「地雷」や「ジバクの土偶」の爆発に巻き込まれると一撃で即死してしまうので、注意する必要がある。 とはいえ、「モンスターの壺から出した瞬間に、仲間モンスターは必ず特技を使って敵に先制攻撃できる」「必要ない時は仲間をモンスターの壺の中に入れて守ることが可能」「仲間が倒されない限り、モンスターの壺に戻せばHPが一瞬で全回復する」といった便利な仕様があり、本作では仲間モンスターが倒されないように立ち回るのはそう難しくはない。 ただ単にモンスターをコレクションできるだけに留まらず、味方にしたモンスターと共にダンジョンに挑むことができ、多彩な遊び方が可能になった。モンスターの壺を使いこなせば、冒険が格段に楽しくなることは間違いないだろう。 評価点 充実したやり込み要素 本作のクリア後の隠しダンジョンは全4(+α)と今までより多く、ダンジョン以外のやり込み要素も充実している。 あかずの間 序盤から情け容赦ないモンスターの猛攻に晒される難関ダンジョン。 1Fから爆発するモンスター「かんにんぶくろ」などの強敵が出てくる為、生半可な装備では到底太刀打ち出来ない。 その代わり、アイテムを11個まで自由に持ち込むことが可能。鍛え上げた武器と盾を存分に活躍させられる晴れ舞台である。 比較的高額なギタンが落ちている中に「アメンジャ」(*8)や「ひまガッパ」がいるため、慎重な行動も求められる。 シュテン山頂上の囚われてしまった5人の子供を助けるのが目的。全員を救出した後はご褒美が? 神社の隠し穴 「モンスターの壺」という捕獲アイテムが頻繁に落ちている。様々なモンスターを仲間として使役し、ダンジョンの深層を目指す。 「モンスターの壺のみ10個まで持ち込み可能」という特殊な持ち込み制限があり、どのお気に入りモンスターを連れていくか悩むことになる。 また、ダンジョンに入ると最初から「持ちかえりの巻物」も持っており、好きなタイミングで村に帰って仲間モンスターを整理する事が可能。 捕まえたモンスターは「もののけ王国」というモンスター動物園に預ける事が可能。全モンスター捕獲を目指そう。 このダンジョンではほとんどの武器や盾は入手できないが、ケンゴウ系を持ち込むことで「こんぼう」と「皮の盾」を入手することが可能。 そのため、マゼルン系合成で鍛えた「こんぼう+99」と「皮の盾+99」を作って突き進むという変わった攻略法も存在する。 ある条件を満たすと、通称「裏神社の隠し穴」と呼ばれる高難易度バージョンに挑戦可能になる。 こちらは仲間モンスターを持ち込めないため、上記の強化したこん棒と皮の盾を作る攻略が不可能になっており、仲間の使い方がダイレクトに問われる。 中腹の井戸 敵をワナにかけながら進んでいく「ワナ道」ダンジョン。アイテム持ち込みは不可能なので、知識や経験を頼りに立ち向かう必要がある。 本作ではワナを拾って持ち運べるようになり、自分で好きな場所に配置できるようになった。敵にワナを踏ませると、倒さなくても経験値を得ることが出来る。 その反面、武器はつるはしのみでシレン自身の攻撃力がほとんど上がらない、ワナを使わずに敵を倒しても経験値がほとんど手に入らないなど、他のダンジョンと比べて厳しい制約もある。 更に前作の「掛軸裏の洞窟」と違い、盾が実質無きに等しいため、経験値を稼いでHPを上げていく必要がある(*9)。仮に盾があっても最大HPを上げた方がいいことに変わりは無いが。 ワナにかからない浮遊系モンスターが出てくる他、せっかく仕掛けた罠を破壊してくる天敵「ピコタン系」も登場。どう対処するかが問われる。 最初は10Fに置かれている「ワナ師の腕輪」を取りに行くことが目的。その後は最大99Fまで探索が可能で、途中の黄金の間には「カラクロイドの盾」が眠っている。 最果てへの道 シリーズお馴染みの「もっと不思議のダンジョン」。なんと、シレン達が寝泊まりしているうどん屋に入口がある。 初期アイテムは大きなおにぎり一個のみ、飛び道具や食料以外のあらゆるアイテムが未識別という、裸一貫の状態から99F踏破を目指す最難関ダンジョン。 後述しているが、敵とアイテムとのバランスが変わった本作では、前作の「フェイの最終問題」とは一味違う感覚で挑む事になる。 図らずも変わってしまったクリアへの方向性には賛否があるものの、歯ごたえは十分な出来になっている。 その他にも、武具のグラフィックをより詳しく見られる「装備品かけ」や、上級ダンジョンに隠されたレアアイテムの宝庫「黄金の間」、難関ダンジョンの深部に落ちている「お城の装飾品」集め等、プレイヤーを飽きさせない様々なやり込み要素が用意されている。 細かい評価点 壺のまとめ出し入れができるようになった。後のシリーズのほとんどに採用されている仕様である。 iダッシュの追加。自動的に通路を進んだり部屋のアイテムを拾ったりするので、よりテンポがよくなった。 一部のモンスターがレベル4まで実装された。「にぎりみならい」など、レベル1は無能力だがレベル2から特殊能力の本領を発揮してくるタイプも。 未識別の杖を振った回数が表示されるようになり、「あと最低○回は確実に振れる」という事が分かりやすくなった。 このシステムが存在しない作品では、「未識別の杖の命名欄に杖を振った回数をメモする」ということをして代用するプレイヤーもいるほど重要なシステムである。 ふきとばしの杖や引きよせの杖等で、床に落ちているアイテムや階段を動かせるようになった。階段をいい位置に動かせば楽に泥棒できる。 「敵を倒す→敵が消滅する→経験値が表示される」等のメッセージ速度が速くなりテンポの向上。一方で、モーションの進化は64相応の物。 コマ撮りすると、簡略化されつつもかなり細かく描かれているのが分かる。テンポを損なわずに多彩な動きを見せてくれるのは嬉しい。 効果音が洗練され高クオリティとなった。武器「どうたぬき」を振った時の効果音や、モンスターの「シャーガ系」「イダテン系」の攻撃音などは特に人気が高い。 「両手持ち武器」が初登場。両手持ちなので盾を同時に装備できないが、その分強力な性能を持った武器が多い。本作では1種類のみだが「両手持ち盾」も存在する。 所持ギタンが999999Gを超えると「100万ギタン」というアイテムが入手できたり、鉄の矢にメッキの巻物を読むと本数が半分になるが銀の矢に変化したりと、ちょっとした隠し要素も多い。 コントローラーパックに対応。カートリッジに残せるセーブデータは2つのみだが、外部メモリによって無制限に保存できるようになった。 ただし、不思議のダンジョンシリーズの常として、探索中のダンジョン内の状態はコピーできない。(*10) なお、N64のソフトにはセーブにコントローラーパックが必須という例も目立つのだが、本作ではあくまでカートリッジ内へのセーブが基本で、そのバックアップとして用いる形である。 倉庫が使いやすくなった。 倉庫内にいる番人に60個、倉庫内の床に35個、合計で95個のアイテムを預けられる。 『シレン5』における蔵が倉庫内に共存しており、非常にアイテム整理しやすい。装備品かけも倉庫内に存在する。 ただし、倉庫に預けた壺の中身のアイテムが消えてしまうのは相変わらず。 前作と同様、シレンの所持アイテム数が多い状態で倉庫に入ると一部のアイテムが消えてしまう可能性があるが、本作ではこの仕様について番人の一人が警告してくれる。 アイテムに化けるモンスター「ンドゥバ」(*11)。彼はレベルアップで年を取る特徴があり、1才から99才まで、99種類のステータスが用意されている。 前作の「火炎入道」や「キグニ族」のようにただ強くなるだけではなく、60才になると2倍速能力が身に付き、88才を超えると老衰でステータスが低下していくなど、凝ったステータス設定になっている。そのために99才の「ンドゥバはくじゅ」は、ステータスが全て「1」でマムルよりも弱い、シリーズ最弱のモンスターになっている。 もののけ王国のンドゥバは、はたち(20才)みそじ(30才)かんれき(60才)といった年齢を境目に9匹集める必要がある。 さらに、「物知りの杖」や「もののけ王国」で表示されるモンスター説明文も99種類用意されているというこだわりよう。この説明文は、1才から99才まで連なるストーリーになっている。実際のゲーム中で全ての説明文を読むのは困難だが、それでもやってのけるプレイヤーを想定して、99種ものテキストを書いたチュンソフトには感服するばかりである。 賛否両論点 城づくりによるクリアまでの長さ シナリオをクリアするには初心者向けダンジョン「シュテン山道」を何回も往復しなければならず、さっさとクリア後の高難易度ダンジョンを遊びたいベテランプレイヤーにとっては苦痛な場合もある。 城を作るために何度も簡単なダンジョンに入って材料を集めなければならず、単純にダンジョン1つをクリアすれば先に進めるというものではない。順調に城の材料を集めたとしても、城を完成させるまでにシュテン山道の10回程度のクリアは必要になるだろう。 一般的なRPGと比べればイベントの比重は小さいが、前作では「実力があれば1回目の冒険でエンディングに到達できる」形式だったので、本作で強制される同じダンジョンの往復にダレるプレイヤーも多い。 城の建築が進むと、ゲームタイトル通りの鬼襲来イベントが発生するようになるため、城がもうすぐ完成しそうで完成しない、というじれったい状況に陥りやすいのもダレる原因の一つ。 本作はある程度ストーリー重視のため、所々で挟まれるイベントを槍玉に挙げるプレイヤーもいる。特に前作は、ストーリーを無視して進めばOPとED以外に目立ったイベントは起きなかった為、余計にその点が目に付いてしまいやすいのも原因。 無論、この城づくりのおかげでダンジョンを3種の「難易度別」に分ける意味が大きくなり、ストーリーがある事でゲームとしての完成度に箔をつけている事は否定しようがない。イベントもほのぼのあり、シリアスあり、お姉さんの膝枕ありで飽きさせない。 同じダンジョンの往復と言っても、挑む度に地形が変わる「不思議のダンジョン」なので、繰り返し挑んでも毎回違った冒険が楽しめるのが本作の魅力の一つ。あくまで、ストイックなファンの批判意見である。 ナタネ村やシュテン山頂上の住人との会話内容は、ストーリーの進行状況に応じて何度も変化する。役に立つ情報を提供してくれることもあり、彼らとの会話もモチベーションの維持に繋がるだろう。 装備品やアイテムのバランスが大味 異種合成による印には、入手難度の割に強力なものがある。特に「弟切草」を盾に合成することで付く「弟印」は、敵からの攻撃を受けた際に自動でシレンのHPを回復する効果があり、事実上ほぼ全てのモンスターから受けるダメージを軽減できるので、強すぎるという声も多い。 盾に弟印を1つ入れれば、敵の攻撃を受ける度にHPを4回復する。例えば5ダメージ受けた場合は、弟印の効果で実質1ダメージに抑えられる。受けるダメージが3以下なら、攻撃を受ける度に逆にHPが増える事になる。 シレンの残りHPが4以下の時に4ダメージ受ければ、弟印の回復効果が発動する前に死ぬので不死身というわけではない。しかし逆に言えば、トドメの一撃以外の全ての攻撃に対して回復効果が発動するわけで、「盾に弟印を1個入れる」ことは「盾を鍛えて防御力を+4ほど上げる」こととほぼ同等の効果があると考えて良い。 弟印を2つ以上入れる(印を重ね掛けする)ことで、さらにHPの回復量は増える。弟切草は大半のダンジョンで入手率が高いため、複数集めて合成することも容易。特に「神社の隠し穴」では、弟切草以外の有効な合成素材が全く入手できないので、こんぼう+99(弟弟弟)と皮の盾+99(弟弟弟弟弟)を作るのが最善の攻略法とされている。 盾の弟印の効果はモンスターからの通常攻撃だけでなく、ドラゴン系の炎やオヤジ戦車系の砲撃などの遠距離攻撃によるダメージでも発動する。これらは固定ダメージなので防御力ではダメージを軽減できないが、弟印なら回復効果によって疑似的にダメージを軽減できる。地雷などのワナによるダメージでは発動しないが、それでも非常に汎用性が高い。 弟印の重ね掛けと「ドラゴンシールド」「地雷ナバリの盾」の印を併用すれば、砲撃や炎ブレスを完全無力化する盾を作ることすらも可能である。 弟印は盾だけでなく、武器に合成した場合も似たような回復効果がある(武器の弟印は敵に攻撃した際にシレンのHPが微回復)。武器の弟印は後述の「パコレプキンの腕輪」との相性が抜群であり、こちらもかなり便利。というより、弟印は武器に合成しても同じくらい強いので、盾の印数に余裕がなかったら武器印にするのも普通に有効。 ただし、弟切草は飲んでHPを100回復するアイテムとしても重要なので、最果てへの道では大量に合成できるほど確保できないことも多々ある。神社の隠し穴以外のダンジョンなら弟印の他にも強い印は多数存在するので、決して弟印一強というわけではなく、言うほどバランスは悪くない。 普通にプレイする分には「弟」の印の有効性に目が行くことはあまりなく、使うにしても「神社の隠し穴」程度に留めるプレイヤーもいると思われる。やり込んだプレイヤーなら気づくレベルでの話で合って、初見でこのシステムを理解することはまず無いので、普通にプレイする分にはバランスブレイカーにはなりにくい。 とはいえ、最果てへの道タイムアタックなどのネット上の攻略動画では、ほぼ全てのプレイヤーが使うほど弟印は人気があるのも事実である。 「薬草」「弟切草」「命の草」3種を合成する事で完成する特殊合成武器「回復の剣」も非常に強力。武器印の中では「妖刀かまいたち」と並ぶ二強と言える存在。 回復の剣は「通常攻撃で与えたダメージの1/3のHPを回復する」という、ドラクエシリーズで例えるところの「きせきのつるぎ」のような特殊効果を持つ。 言うなれば武器の「弟印」の強化版で、シレンの攻撃力が高くなるほど回復量も大きくなる。 敵との戦いが圧倒的に楽になり、回復の剣さえあれば盾をあまり鍛えなくても深層で殴り合うことが容易となる。 パコレプキンの腕輪とのコンボの有用性は後述するが、これ単体でも十分すぎるほど強い。 最果てへの道では、この回復の剣を作るために「薬草や命の草を無駄にしないように草の識別を慎重に進めた方が良い」と言われるほど。 回復の剣の作り方を知っているかどうかでゲームの難易度が大きく変わるのだが、作り方どころか存在がノーヒント。 命の草を武器に合成すると意味深な説明文が付くので、合成の試行錯誤を繰り返す人なら気づく可能性はあるが、本作では攻略本や攻略サイトを頼らないと入手方法が分かりづらいアイテムが非常に多い。 他にも、バクスイの巻物異種合成で得られる「眠」印は、戦っているモンスターを一定確率で眠らせる効果があったり、おにぎり類(*12)の異種合成で得られる「飯」印は、敵を倒した時に稀におにぎりをドロップするようになる等、便利な効果が多い。 しかし印数制限の導入によって、印の特殊能力をなんでもかんでも合成するわけにはいかなくなり、強力な武器盾を作るには入れる印を厳選する必要がある。 前作から存在する「一ツ目殺し」「やまびこの盾」などの、印付き装備の価値が地に落ちたわけではなく、これらも上記の異種合成印の対抗馬になり得る。 どの印が強いかは各プレイヤーの感性によって変わってくるので、プレイヤーごとの理想の装備に個性が出るようになったと言える。 前作と比べて、武器の攻撃力・盾の防御力によるシレンのパラメータ補正の影響が薄くなった。装備が強いに越したことはないが、多少武器盾を強化しただけでは効果があまり実感できなくなっている。 具体的には、前作では「盾の強さ11」で敵から受けるダメージが半分になっていたのに対し、本作で敵から受けるダメージを半分にするには「盾の強さ50」が必要。 序盤では「盾の強さを2上げて敵から受けるダメージが1減る」程度であり、防御力を上げても効果を実感しにくい。「重装の盾」「使い捨ての盾」といった、「デメリットはあるが防御力が高い装備」の価値はかなり落ちてしまった。 しかし弟印は前述の通り、実質的に受けるダメージを4も減らす効果があるので、重要視されることになった。弱い盾に弟印を合成すれば、低めの防御力をカバーできる。また、防御力の影響が弱体化したとはいえ、盾を鍛えて修正値を上げることも無意味ではなく、十分に鍛えた強い盾に弟印を合成すれば、高めの防御力をさらに強化でき鬼に金棒である。 同様に、武器の強さの影響力も低下している。本作では「武器の強さ2」と「ちから1」で得られる攻撃力が同じであり、ちからを上げることで得られる攻撃力の方が圧倒的に大きい。 とはいえ、ちからを上げやすいのは「最果てへの道」だけの話で、「シュテン山道」では草投げの杖・草受けの杖が手に入らないので、ちからを上げにくくなっている。ちからの値はダンジョンから出るとリセットされてしまうのに対し、武器は無事に持ち帰れば次の冒険でも引き続き使えるので、「あかずの間」などでは武器を鍛えておくことも重要である。 これらのことから、「象牙の剣」「オオカブトの盾」などの「基本攻撃力・防御力に優れた装備品」を入手した時のありがたみが減ってしまったが、さほど武器・盾を強化しなくてもダンジョンをクリアできるバランスになった、装備品の特殊能力である「印」の重要性が上がったとも言える。 フェイの最終問題は「36F以降は防御力30以上の盾が必須」と言われるバランスだったが、最果てへの道では下記のアイテムコンボを使えば、攻撃力・防御力共に20もあれば99Fまで到達可能なバランスになっている。モンスターの壺のケンゴウ系による修正値稼ぎを利用しなくとも、天の恵みの巻物・地の恵みの巻物で自然とここまで鍛えられることは多い。 その一方で、前作にあった便利アイテムの大半が削除されたため、難易度が上がっている部分もある。「かなしばりの杖」「一時しのぎの杖」「身がわりの杖」「あかりの巻物」「混乱の巻物」「困った時の巻物」「背中の壺」と、強力な危機回避アイテムの大半がリストラされてしまったため、ピンチ時の対処法に悩まされやすい。 他のシレンシリーズには「背中の壺」「回復の壺」のどちらかが必ず出ているのだが、本作にはどちらもない。回復アイテムは事実上「薬草」「弟切草」「復活の草」「鬼よけ水」の4種類のみ。「鬼よけ水」はシナリオダンジョンのシュテン山道限定でしか手に入らず、そもそも復活の草は死んだ時に使うものなので、持ち込み不可ダンジョンではHP管理が追い付かないケースが多い。前述の「回復の剣」や弟印を利用して、戦闘中にHPを回復することが重要視されている。 一時しのぎの杖とあかりの巻物が削除されたため、階段を確実に見つけて即降りする手段がほとんど無い他、困った時の巻物とかなしばりの杖の削除によって、モンスターを金縛り状態にする方法が大幅に減っているのも不便な点。 これらに代わって「鈍足の杖」「のりうつりの杖」「からぶりの杖」「炎上の巻物」「ゾワゾワの巻物」「分身の巻物」などが追加されているので、新登場のアイテムをいかに使いこなせるかがカギ。 「モンスターハウスの巻物」「キグニ族の種」のような、致命的な事故を引き起こすマイナスアイテムは軒並み削除されたため、もっと不思議系ダンジョンの草や巻物の使用識別による事故は減少した。 「混乱草」「睡眠草」「拾えずの巻物」「迷子の巻物」といった、直接的に状態異常を引き起こすアイテムも削除されている。 しかし巻物には、「聖城の巻物」「バクハの巻物」といった「置く」ことで危険な効果を発揮するものが追加。草についても「回復の剣」を作るために迂闊に飲み識別をしない方が良いバランスになっており、総合的な識別難易度は前作とあまり変わらないと言ったところ。 装備品の呪いを解く手段が少ない。「困った時の巻物」が消えたため、持ち込み不可ダンジョンでのオーソドックスな解呪方法は「おはらいの巻物」のみ。 前作では「天の恵みの巻物」「地の恵みの巻物」「メッキの巻物」にも装備品の呪いを解く効果があったのだが、本作では解呪効果が無くなってしまった。 本作では呪いもマイナス効果の「印」として扱われており、呪いを解かないと印数を圧迫するという点でも非常に邪魔。 ケンゴウ系の特技や「装備はずしのワナ」など、呪いを解かずに装備を外す手段はあるが、呪いが解けないので根本的な解決にはならない。 実は「呪いをかけてくるモンスター、ワラドール系にのりうつりの杖を使うと、逆に呪いが解ける」という手段もあるのだが、攻略情報なしでは気付かないプレイヤーが多い。のりうつりの杖は他にも有効な使い道がある上に、いつでも入手できるような出現率ではなく、ワラドール系が出現する階層も限られているのが難点。 ドラゴン草の下位互換の「火炎草」、持ちかえりの巻物の下位互換の「引き上げの巻物」、かつおぶしの下位互換の「ごんぼう」、マイナスアイテムなのに無駄にレアな「ハラヘリの腕輪」など、存在意義がよく分からないアイテムも存在する。 持ちかえりの巻物と引き上げの巻物は異種合成の可不可で差別化が図られているので、完全下位互換というわけでもないが。 ゲームバランス崩壊級のアイテムコンボ 「モンスターの壺」で捕獲できるモンスターで、群を抜いてバランスブレイカーとされているのが「マルジロウ父」である。 マルジロウ系の能力で敵モンスターを転ばせると、必ずアイテムを1個落としていく。つまり、敵1体に会う度にアイテム1個が手に入ることが保証されてしまう。 最果てへの道におけるモンスターの壺は、1F~29Fでの出現率は低く、30F~59Fでの出現率は高い設定になっている。しかもマルジロウ父が発生するのは30F~39F。序盤より中盤の方が強力なアイテムが入手しやすいのは、ゲームバランスの観点から見ると優れているとは言えない。実際、最果てへの道は「序盤は難しいが30F以降は簡単」と評するプレイヤーが多く、難易度にモンスターの壺の出現率が影響していることは間違いない。 HPや攻撃力などの戦闘能力で言えばマルジロウ父よりもっと強いモンスターは大勢いるのだが、アイテム量産があまりにも便利すぎるため、最果てへの道では最優先仲間候補と言われる。もちろん、神社の隠し穴でも大抵使われる。 マルジロウ父以外では、敵から装備品を入手できる「シハン」や、成長限界が50で戦闘能力に優れた「水神龍」「ドシャブリぼうず」などが仲間モンスターとして人気が高い。 「白紙の巻物」と「水がめ」を利用し、「白紙 聖域」を何度でも回収して再利用するコンボも強力。 「聖域の巻物」は床に置いて使う巻物で、シレンが乗っている間は敵からの直接攻撃を受けなくなる効果がある。通常の聖域の巻物は床に置くと張り付いてしまい、水がめで水をかけて「ぬれた巻物」にしても張り付いたままで回収することはできない。 しかし、白紙の巻物に書き込んだ「白紙 聖域」は、ぬれた巻物にすると張り付いた状態が解除されるので、一通り利用した後に回収して次のフロアでまた使うことが可能。水がめの水が続く限り「白紙 聖域」を何度でも使えてしまうのはバランスブレイカーと言わざるを得ない。 「草投げの杖」か「草受けの杖」に「ちからの草」を入れ、「よくきき草」と組み合わせてシレンのちからを大幅に上昇させるコンボ。 本作のシレンの攻撃力は「武器の強さ」より「ちから」の影響の方が大きく、どれだけちからを上げられるかがクリアに直結してくる。上記のアイテムを組み合わせて使うことで、一気にちからを8~14ほど上げることが可能。 草投げの杖及び草受けの杖は入れる草次第で様々な使い道があるのだが、ちからドーピング目的以外ではほとんど使われないほど。 草投げの杖については普通に振るとモンスターに魔法弾が当たってしまうのだが、「大将どん」「エスカルゴン」「店長」といった杖の魔法弾を反射するキャラを利用することで、草受けの杖同様シレンに当てる使い方が可能になる。 「パコレプキンの腕輪」(*13)と上記の「回復の剣」の組み合わせも反則級に強い。これに「とうしの腕輪」(*14)も組み合わせればもはや無敵。最果てへの道のタイムアタックは、この3つのアイテムをいかに早い段階で揃えられるかが重要とされている。 パコレプキンの腕輪は「通常侵入できない壁の中を動けるようになる」という大きなメリットがあるが、一方で「壁の中にいる間は窒息によってHPが減り続ける」というデメリットでバランスが取られている。 しかし、「壁の中にいるシレン」が「壁の外にいるモンスター」を攻撃した際も、回復の剣の回復効果は問題なく発動する。 武器の弟印も同様で、盾より武器の弟印が有用となり得る要因はこれである。 「パコレプキンの腕輪によって壁の中で受けるダメージ」と「回復の剣のHP回復量」は大体同じくらい、ちからが高ければ窒息ダメージを上回ることも可能で、パコレプキンの腕輪のデメリットを帳消しにできる。 妖刀かまいたちの「三印」で一度に複数の敵を攻撃することで、回復の剣の合計HP吸収量はさらに増える。 基本的に壁の中にいるシレンをモンスターは攻撃できないので、大半のモンスターから反撃をくらわずに倒せてしまう。 下記で脅威とされている「ケンゴウ系」も例外ではない。壁の中にさえ逃げ込んでしまえば、得意の装備弾きは使えないので雑魚同然になる。敵の厄介な特技を考慮せずに一方的に倒せるのは強すぎる。 壁中にいれば通常攻撃も受けないので、盾が弱い状態でも有利に戦える。デブータ系も壁の中に入っている間は投石してこないので、壁抜けしつつ接近した方が被ダメージが少なく済むことの方が多い。 天敵は壁の中にいるシレンを攻撃できるモンスターだが、「パコレプキン系」「ダイレップウ」「アークドラゴン」と、ごく一部しかいない。「ねだやしの巻物」でそいつらを消し去ってしまえば、向かう所敵無しである。本作では「オヤジ戦車系」と「デブータ系」は壁の中にいるシレンを攻撃できない。 欠点を挙げるとすれば、本作の腕輪は攻撃で壊されてしまう可能性があることである。しかし詳しくは後述するが、透視の腕輪とパコレプキンの腕輪の2つが揃えば壊さずに使うことは容易になる。 また、パコレプキンの腕輪は最果てへの道では普通に拾えない貴重品ではあるが、99Fまで行く間に1個は店で見つかるくらいの出現率はある。 本作では「1つのフロアに2つの店が出店されることがある仕様」「店の商品を入れ替えるアイテム『仕入れ直しの巻物』」「もう1つの店『行商人』の存在」により、店限定アイテムが入手しやすい傾向にある。「強化の壺」だけは滅多にお目にかかれない店限定超レアアイテムなのだが。 これらのコンボは最果てへの道でも通用してしまうため、運良く揃えば難易度は従来作に比べて低くなる。難易度低下の要因として批判されることも少なくない。 しかし、「アイテムを組み合わせて有効な使い方をする」という理念に沿っているため、必ずしも否定すべき点とはいえない。持ち物を最大限生かす、運と技術を発揮するという面では筋が通っている。 もっと言えば、モンスターの壺や白紙の巻物は必ず識別された状態で手に入るので、入手してもあえて使わない縛りプレイをすることも容易。 厄介なモンスター達 最果てへの道を始めとする99Fダンジョンでは、1F~20Fの序盤で「タベラレルー」という他のモンスターのLvUPを誘発させるモンスターが登場する。 これにより、「どうくつマムル」「ちゅうチンタラ」といった強敵が1Fで発生して為す術なく倒されるケースが増えてしまった一方で、LvUPしたモンスターをうまく倒して序盤から大量の経験値を獲得することでスムーズに進むことも可能、とリスクもリターンもあるバランスになっている。 前作にも似たタイプのモンスターとして「ぼうれい武者」がいたが、「鬼面武者」を倒した後にシレンの近くに発生する都合上、他のモンスターをLvUPされる前に処理したり、狙ったモンスターをわざとLvUPさせる使い方も可能だった。 一方で「タベラレルー」は、シレンから遠い場所に発生して勝手に他のモンスターに倒される都合上、シレンがどう立ち回っても敵のLvUPを防ぐことは難しく、狙った相手をLvUPさせて経験値稼ぎに利用することも難しくなっている。 特に凶悪と言われやすいモンスターは、シレンの装備品を背後に弾き飛ばす特殊能力を持つモンスター「ケンゴウ系」。 ケンゴウ系に装備品を弾かれた場合、シレンの背後に何らかのモンスターや仲間がいると、弾かれた装備がそのキャラに当たってダメージを与えた上で装備が消滅してしまう。鍛えに鍛えた業物や貴重品がこうなると、泣くに泣けない。本作のマゾさを象徴する点の一つ。 特に仲間キャラクターは常にシレンの後ろを着いてくる都合上、ケンゴウ系の装備ロストの被害に遭いやすい。ケンゴウ系によって、ますます「リク」が連れて行かない方が良い足手まといになっている上に、「ヒマキチ」に至っては装備品を受け止めるがわざわざケンゴウ本人に投げ返すという回りくどいやり方でロストする。ただし、「アスカ」だけはケンゴウ系に弾き飛ばされた装備品をキャッチして受け止めてくれるため、ケンゴウ系対策として重宝されている。 前作にも「セルアーマー系」という同じ特殊能力の持ち主はいたが、本作では弾かれた装備が水中に落ちて回収不可になったり、地雷などのワナの上に落ちて消滅する可能性があるため、危険性が増した。前作より仲間キャラクターを連れ歩く機会が増えたというのも大きい。 代表的な対策としては、シレンの背後に壁があり、弾かれても安全な場所で戦うこと。しかし、ケンゴウが初登場する「シュテン山道中級」の「幻影深山」は空中地形が多く壁が極めて少ないマップであり、この対策が通じない嫌らしい構成になっている。 もう1つの対策は、ケンゴウが出現する階層はあらかじめ盾を外して探索し、そもそも弾かれないようにすること。ただし、上位種の「イアイ」や「シハン」になると武器や腕輪も弾いてくる上に、戦闘能力も高いのでこの対策はかえって危険になる。 「パコレプキンの腕輪で壁の中から倒す」など他にも対策はあるものの、初見プレイヤーには対処が難しく、公式ファンブックの「嫌いなキャラクター投票」で1位を取るほどの嫌われているモンスターであった。 一方でモンスターの壺で味方にした場合、敵から武器・盾・腕輪を弾いて入手できる。マゼルン系と組み合わせることで、通常は装備品を入手できない「神社の隠し穴」で強力な装備を作る攻略が可能になる他、「最果てへの道」でも「妖刀かまいたち」「とうしの腕輪」などの強力な装備品の入手を狙うことが可能で、マルジロウ系ほどではないにせよ、心強い味方になる。 神社の隠し穴は「手に入る装備品の修正値が識別済み」「のりうつりの杖が入手しやすく、マルジロウ系に乗り移ることで、味方マゼルン系で合成したアイテムを取り出せる」「マルジロウ系、ケンゴウ系、マゼルン系が入ったモンスターの壺をダンジョンに持ち込める」ことから、装備品の強化が最も行いやすいダンジョンになっている。 最果てへの道などは装備品の修正値が未識別なので、ケンゴウ系による武器盾の修正値稼ぎは「装備品の呪い」を警戒する必要があり、手軽に強化はできない。当然、弾いた装備品に修正値が付いていなかったり呪われていることもあるので、ケンゴウ系を利用して武器や盾の修正値を思う存分強化するにはそれなりの時間や根気が必要。 「アメンジャ」はシュテン山道中級・上級のボスとして3匹1組で出現するモンスターだが、それ以降のダンジョンでは序盤の雑魚モンスターとして1匹ずつ出てくる。 しかし元がボスなので、「2倍速行動+水上移動+道具を拾って移動+拾った道具を直線上のシレンに投げる」と、雑魚敵にしてはかなり凶悪な性能になっている。 シリーズお馴染みのアイテム投げモンスター「ひまガッパ」も本作で初登場しているが、アメンジャはアイテム投げを抜きにしても戦闘力が高く隙がない。 パ王系Lv2モンスター「パオパ王」は、直線上に「鈍足の杖」を振ってくる。魔法を反射できる「やまびこの盾」がないとかなり厄介な相手。 同階層に生息する「ドラゴン」「スカイドラゴン」などの強敵と同時に襲い掛かってきた場合、鈍足状態にされると極めて危険。 本作は「鈍足の杖を2回振られた相手は、3ターン動けなくなるマヒ状態になる」という重ねがけ効果が設定されており、2回杖を振られると動けないまま一方的に敵の猛攻に晒される。 更に、マヒ状態の上から追加で鈍足の杖を振られた場合はマヒと鈍足が同時に発生し、そこから更に鈍足の重ね掛けを受ければマヒの時間が延長されるため、マヒになった瞬間から一手も動けないままハメ倒されるケースも珍しくない。 シレンがマヒ状態の時は敵の攻撃が必ず当たるという仕様も災いし、「からぶりの杖」「見切りの盾」も通用しない、という点でも非常に厄介。 ちなみに同階層には同じく鈍足攻撃を繰り出すモンスター「鬼サソリ」がいるが、こいつの特技は重ね掛けされてもマヒ状態にならない。明らかにパオパ王の方が優遇されている。上位種の「しびれサソリ」はシレンを直接マヒ状態にしてくるが、出現するのがダンジョン終盤なので対処はしやすい。 前作で最強クラスだった、フロア中を範囲とする炎を吐くモンスター「アークドラゴン」は炎のダメージが35に低下したが、他の作品と比べて出現階層が非常に早い。 アークドラゴンは前作のフェイの最終問題では60F~99Fに出現していたが、本作の最果てへの道では30F~59Fに出現。持ち込み不可のもっと不思議系ダンジョンの中ではシリーズ中最速である。 結果として、出現階層に対する相対的な強さは最強クラスのまま。前述の通り回復アイテムが減少しているので、出現階層までに何らかの対策が取れないとかなりの難敵となる。ドラゴン系対策装備の「ドラゴンキラー」と「ドラゴンシールド」が、黄金の間でしか入手できなくなってしまったのも逆風。 神社の隠し穴でも同様の階層で現れる。こちらはドラゴン系対策装備はおろか「ねだやしの巻物」すら出ないので、最果てへの道とは異なる対策が必要となる(対策が無いわけではない)。具体的には、弟印を大量に合成した盾や仲間のプチフェニックスなど。 下位種のドラゴンの出現階層が22F~27F、スカイドラゴンの出現階層が25F~30Fであり、本作では強敵のドラゴン系が中盤で立て続けに出てくる。22F~29Fが最果てへの道の一番の難所と言われることも少なくない。アークドラゴンは出現率がそこまで高くないのが唯一の救い。 さらにダンジョンが最終盤になると、イダテン系Lv4モンスター「ダイレップウ」が出現。「3倍速行動+壁抜け移動+壁内のシレンにも攻撃可能+水上移動+シレンの位置を常に把握」というシリーズ屈指の機動力を持ち、フロアのあらゆる場所からシレン目掛けて一直線に襲ってくる。 最下層のモンスターの中では攻撃力がやや低めで、水がめや封印の杖で大幅に弱体化するのが救い。それでも後述のラシャーガとほぼ同等の攻撃力を持ち、複数囲まれやすい上に腕輪を壊されたり、タイムアタックの時には大幅なロスにも繋がる。 前作の死の使い系Lv3モンスター「死神」の強化版とも言え、パコレプキンの腕輪のコンボが通用しないので、ねだやしの巻物等の対策が欲しいところ。 もっとも、アークドラゴン・シハン・ダイレップウといった強敵は、エンディング後の高難易度ダンジョン、それも中盤以降にしか出てこない。上級者向けダンジョンに強敵が出てくるのは、ゲームの難易度調整として妥当と言える。 これだけ強敵がいても、最果てへの道は「30Fまで行ける実力があれば、ほぼ99F到達確定」と言われることがあるバランスなので、いかに前述のアイテムコンボが強力であるかが窺える。 しかし、モンスターの壺などの強力なアイテムをあえて使わない縛りプレイに挑戦したり、稼ぎ時間を最小限に抑える必要があるタイムアタックをやったりすると、ダンジョン後半が決して簡単とは言えないスリルがある冒険が楽しめる。 行商人が迷惑 ダンジョン内の新しいお店として「行商人」が新登場。彼は店主と違ってダンジョン内を出歩いており、話しかけることで所持している商品を買うことが可能。 しかし、行商人はダンジョン内に落ちているアイテムを拾って勝手に売り物にしてくる。 しかも、シレンが置いたアイテムや落としたアイテムまで拾って売り物にする。無料で拾ったアイテムを有料で売るので、タチが悪い。 行動パターンは前作にいたモンスター「畠荒らし」と似ている。 欲しかったアイテムを拾われた場合は、シレンがギタンを払って買い戻すか、行商人を転ばせるしかない。 行商人を転ばせることで逆にシレンが盗むこともできるが、転ばせる手段は限られているため、どうにもならないことも多い。 ちなみに、行商人を転ばせて持っていたアイテムを拾っただけでは盗賊番や番犬は呼ばれない。 せめて、店主の店のようにシレンもアイテムを売ることができればマシだったのだが。 行商人がアイテムを拾うと、商品を安く買える「割引券」を残していくという救済措置はある。割引券1枚につき2%OFFで、最大で40枚使って商品を80%OFFにできる。 1本の木の矢など安い商品をわざと行商人に拾わせることで、割引券を集めるテクニックも存在する。また、割引券は店主の店でも使える。 なお、行商人を倒してしまった場合は割引券を落とすだけで持っていた商品は回収できず、更にシレンが泥棒扱いになり盗賊番や番犬に襲われることになる。 ワナ師の腕輪を装備していると、行商人が地雷などのワナで即死しただけで盗賊番や番犬を呼ばれてしまう。シュテン山道や鬼ヶ島にワナ師の腕輪を持ち込むと起こり得る事故であり、理不尽。 なぜかデロデロの湯を踏ませて倒した場合は盗賊番や番犬を呼ばれない。 そもそも行商人が倒れた瞬間に盗賊番や番犬が現れるということは、行商人は常に彼らの監視の下で商売をしているということになる。それなら行商人が窃盗する場面を咎めて欲しいものなのだが…。 持ち込み可能ダンジョン(*15)では救済措置として、倒れてしまった時の装備品を「形見の壺」というアイテムで回収出来る。しかし「形見の壺」は倒れてしまったフロアに出現するため、同じエリアに行商人がいると先に「形見の壺」を奪われ、装備品を失ってしまう危険性がある。 しかも、形見の壺はやたら高額で行商人から買い戻すのが難しい。 シュテン山道では行商人は一部のフロアにしか出現しないので、滅多に起きない事故なのが救いか。 通路を出歩いたりする都合上、「シレンの飛び道具攻撃などが当たって敵対」という事故が店主以上に起こりやすい。敵対してしまった場合は普通に買い物は不可能になり、商品が欲しいなら転ばせるしかなくなる。 行商人自体はHPが非常に高いが攻撃力は低く、敵対しても盗賊番や番犬を呼ばれなければ死亡リスクは低い。 ただし、行商人からしか手に入らないアイテムもあるし、買い物の機会が増えてレアアイテムが入手しやすくなったというメリットもある。ただ迷惑なだけな存在というわけでもなく、ダンジョンの面白さに貢献しているキャラクターの一人とも言える。 行商人は最初から2~6個のアイテムを持って出現するが、それらのアイテムは盗品ではなくれっきとした商品である。これらのアイテムは行商人からしか手に入らないレアアイテムの可能性がある。 ちなみに上位種の「おしうり」も存在し、あかずの間では押し売りだけがギッシリ詰まった「おしうりハウス」という特殊モンスターハウスも稀に登場する。 通常の行商人は1フロアに1人しか発生しないが、おしうりハウスでは10人以上がシレンに押し掛けてくるので中々カオス。 おしうりは貴重アイテムの「天使の種」を売っていることが多く、買い物できるギタンさえあれば有難い存在である。 問題点 クリア前ダンジョンのシュテン山道にのみ、フリーズバグがある 条件を満たすと再現度はほぼ100%の致命的なバグ。詳しくは公式サイトのお知らせを参照されたし。 フリーズの条件が限定的であることと、エンディング後のダンジョンには関係ないことが不幸中の幸い。 『トルネコの大冒険2』に存在した「あきらめる」コマンドと再挑戦機能が付いていない 前者は「中断→ナタネ村に戻る」で代用できるが、一旦タイトル画面に戻る手間が掛かる。後者は「最果てへの道(もっと不思議)」の入り口は極端に近いので問題にならないが、「中腹の井戸(罠ダンジョン)」の再挑戦が面倒である。 大した問題点ではないと言えばそれまでだが、本作より前に発売されているタイトルで実装されていた機能だけに、こちらに採用されなかった理由は判然としない。 神社の隠し穴にて「詰み」が発生する このダンジョンはゴールやクリアの概念がなく、99階から階段を降りても99階にループする構成となっている。そのため、99階にはダンジョンを脱出する「持ちかえりの巻物」というアイテムが必ず落ちているのだが、落ちているのは初回の99Fのみ。 その為、落とし穴や地雷といったワナで拾い損ねたり、「たまらんガッパ」という敵に投げられて失ったりすると生還不可能となる。 せめて99階に辿り着くたびに配置してほしかったところである。 持ちかえりの巻物自体は、入場時に必ず1つ支給される他、10階、20階にも必ず落ちているので、それを温存していれば詰むことはない。しかしアイテム枠を圧迫する上、にぎり変化におにぎりにされて失う可能性がある他、ゲイズ系の特技によって読まされてしまい強制送還されるリスク(*16)もある。 しかもこのダンジョンではそれを見越したように、ゲイズやにぎり変化が深層に再出現する。他のダンジョンでは序盤に出てくるだけで深層には出てこない。 深層には上位のハイパーゲイズやにぎり元締も出現するのに下位種を再登場させるあたり、開発スタッフが意図して嫌がらせを行っているように感じる。 生還するこだわりがなければ99階に着いた時点で適当に倒されて帰ってもいいのだが、「ここまで来れたからには生還した記録を残したい」というプレイヤーが多いであろう。最深層に出現するモンスターを新たに捕まえていればなおさらである。 神社の隠し穴の60F以降でしか捕まえられないモンスターがいるのだが、捕まえても生還(所持アイテムを持ち帰る)しなくては意味がなく、持ちかえりの巻物を手に入れるには99Fまで潜らなければならない。 あかずの間というダンジョンも同様に99階をループする構成だが、あかずでは99階以外の階層でも持ちかえりの巻物は落ちている他、初回に限らず99階に降りるたびに持ちかえりの巻物が落ちている。何故神社の隠し穴を同様の仕様にしなかったのだろうか。 黄金の間関連 最果てへの道24F~29Fの間に出現する黄金の間の3F~4Fに、シャーガ系Lv3モンスターの「ラシャーガ」が出現する。 この「ラシャーガ」、本来は最果てへの道の70~87Fというかなり深層で出現するモンスターであり、ここでは明らかに場違いな強さを誇っている。35~43Fに出現する同系統でレベルが1つ下のモンスター「ナシャーガ」との配置ミスという説がある。 幸いにも黄金の間には高額ギタンがよく落ちているので、ギタン投げを駆使すれば倒すことは難しくないが、ラシャーガの強さを知らずに事前情報なしで挑んでしまうとやられる危険性が高い。理不尽なポイントとして有名。 最果てへの道は黄金の間に入らなくても順当にクリアできる難易度なのだが、黄金の間にはアークドラゴンを始めとする難敵への対抗策となるアイテムがあるので、なるべく向かいたい場所である。24F~29Fの黄金の間の出現アイテムは、序盤の黄金の間(6F~10F)と同じなので、序盤を逃した時の救済措置のようなものである(特に序盤は大部屋の巻物も入手しにくいので、黄金の間を捜索できる状況になりにくい)。しかしこの仕様のせいで、下手に向かうと返り討ちに遭う黄金の間となっており、救済措置としては役に立ちにくくしている。 もっともラシャーガはあかずの間などでも出現するので、進め方によっては他のダンジョンで先に会う可能性もあるし、もののけ王国でモンスター収集をしていればラシャーガを捕まえていることも多い。あるいは、黄金の間に入れずに最果てへの道70Fに先に到達するというケースも考えられる。黄金の間のラシャーガの「存在」を知らなくても、「強さ」を知っていれば対策は立てられるだろう。 そもそも、黄金の間へ続く「黄金階段」の出現率が低く、黄金の間に入れるかが運に左右されやすい。 「黄金階段が出現するのは〇F~〇Fの間、出現率は1フロアごとに〇〇%」とダンジョンによって決められているが、「〇F~〇Fの間に必ず1つ黄金階段が出現する」と保証されているわけではなく、運が悪ければ対象区間のフロアを全て調べても出ない事もある。100%出現する中腹の井戸を除けば、黄金階段の出現率はどのダンジョンも20%~30%しかない。2~3フロア連続で大部屋の巻物を読んだのに黄金階段が出現しない、ということも日常茶飯事。 「フロアの壁全体の中からたった1マスだけに黄金階段が埋まっている」という仕様の関係上、手軽に黄金階段を見つける手段が「大部屋の巻物」しかない。「のりうつりの杖でイッテツ戦車に乗り移る」など他の手段もないわけではないが、大部屋の巻物以外ではフロアの壁を全て破壊するのに非常に時間がかかるため、黄金階段が見つからなかった時の徒労感が酷い。「地雷の爆発でちょっと壁を壊したらたまたま出てきた」「パコレプキンの腕輪で壁の中の黄金階段に入れた」などの報告も稀にあるが、相当運が良くないと起こらないのは言うまでもない。 特に道具持ち込みが不可能な最果てへの道では、出現率がそれほど高くない大部屋の巻物を現地調達するしかない。序盤においては当然識別されていないので、黄金の間があるフロアまで手持ちの巻物を温存する必要がある。もちろん、10Fまでに大部屋の巻物が1枚も出ない可能性もある。「未識別の巻物の中から大部屋の巻物を引き当てる」「黄金階段が存在するフロアを引き当てる」という、二重の苦難を乗り越えないと黄金の間に入ることはできない。その分、運良く入れた時の喜びは大きいが。 中盤まで来ればある程度黄金の間を当てる準備は整いやすいのだが、前述の通りラシャーガのせいでこの黄金の間は危険な領域と化しており、結果的に序盤で黄金の間を引き当てないと厳しいことに変わりはない。どちらかと言えば黄金の間に入りたくても入れない冒険が多いので、黄金の間限定のアイテムに頼らずにクリアできるような戦略を練る必要がある。 最果てへの道90~95Fの黄金の間ですら出現率が30%なので、運が悪いとここまで潜り込んだのに黄金の間に入れない可能性がある。設定ミスなのか脱出後のフロアが95Fなので、運が良いともう1度黄金の間に入れたりするが、ここに来るまでが大変なのだからもう少し出現確率を上げても良かったように思える。 そもそも攻略情報が無いと、どのダンジョンのどの階層で黄金の間が出るかもよく分からない。黄金の間の存在は「シュテン山道中級」クリア後のイベントで初めて示唆され、続く「シュテン山道上級」が黄金の間の初登場ダンジョンなのだが、「大部屋の巻物」や「のりうつりの杖」はシュテン山道では一切入手できないため、シュテン山道攻略中に黄金の間を探し当てることは非常に困難である。 「シュテン山道上級」はレアアイテムよりも武具の強化に役立つ要素が多いのだが、「鬼ヶ島」に行かないと入ることが困難なので今更感が拭えない(一応は「あかずの間」用の武具強化には役立つが)。 これは最果てへの道の黄金の間に限った話ではないが、黄金の間にはレアアイテムが多く出現する一方で、「おにぎりが一切拾えない」という重大な罠がある。 食料を十分に確保できていないのに、欲に駆られて黄金の間に入ろうものなら、待ち受けているのは餓死である。 最果てへの道の序盤の黄金の間は、入る階層によってはにぎり変化の出現階層をスルーしてしまうという更なる罠が仕掛けられている。 「ガマラの盾」など、黄金の間限定のくせに実用性が低すぎるアイテムもある。 「うまい話には裏がある」とは言っても、上記のラシャーガの件や黄金の間の入りにくさを考慮すると、リスクとリターンが釣り合ってないとも言われる。 難易度が非常に高い装備品かけ 「特定のダンジョンの特定のフロアで出現する可能性のある黄金の間でしか入手できない」のように、条件を知らなければまず入手できないアイテムも多い。 黄金の間でしか入手できない装備品はかなり多く、装備品かけの難易度を一層上昇させている。 黄金の間以外にも、鬼ヶ島の店や行商人でしか入手できない武器や、火迅風魔刀といった特殊合成武器など、入手困難な装備品は多い。 単なるやり込み要素なので無視しても良いのだが、問題は一部の装備品がコレクション要素であることを前提にしたレアリティになっているという点。 ユニークな新アイテムなのに必要以上に入手困難にされているので、ほとんど活用できない装備も存在する(如意棒、きたえた木刀など)。 「大三元の剣」と「大三元の盾」の素材「白発白中の腕輪」が極めて入手しにくい。 白発白中の腕輪は特定のダンジョンの「店売り」でしか手に入らないレアアイテムだが、この大三元の剣(盾)を作るには3個必要。剣と盾を両方作るなら合計6個も入手する必要がある。揃えるには「低確率で出現する腕輪専門店で仕入れ直しの巻物を何度も使う」のがほぼ必須。飾り用に作るだけでも多大な根気が必要。 この腕輪には「投げた物が当たらなくなる」という効果があり、敵を足下の罠にかけることが可能になる。最果てへの道で白発白中の腕輪が出現する階層は「1F~29Fの店」とやたら限定的であり、入手が難しく実用性が低いのが残念である。 中腹の井戸の深部にある「カラクロイドの盾」の入手難度もかなり高い。 「50~55階の黄金の間の宝箱」という深層でしか入手できない(*17)。その難易度は「最果てへの道」を差し置いて本作のイメージが覆るほど。カラクロイドの盾の効果は「罠を踏まなくなる」という強力かつ汎用的なものだが、欲しいのに入手できないという人が続出した。 さらに、中腹の井戸では50F以降限定で城飾りアイテム「お堀のコイ」が落ちている。こちらはカラクロイドの盾とは違い、50F以降まで潜ればほぼ確実に入手できるものではなく出現率も低いので、運が悪いと99Fを何度もループして入手するはめになる。 一応、「ワナこわれずの土偶」を見つければテクニック次第でレベルを大幅に上げることが可能。Lv99まで上げれば最大HPは500程度に増えるので安全度は上がるが、中腹の井戸ではレベルアップしてもシレン本人の攻撃力がほとんど上昇しない為(*18)、劇的に楽にはならない。罠にかからない浮遊系モンスター(イダテン系Lv3のカミカゼが脅威)も出てくるため、もはやレベルだけでカバーできる領域ではない。 ちなみに、続編の『風来のシレンGB2』でもカラクロイドの盾の入手は非常に難しい。シレン2よりさらに入手困難になったとの評判である。 「黄金の間の最後のフロアに1つだけ置いてある宝箱からランダムで入手」という装備品はさらにキツい。 「宝剣ミジンハ」「カラクロイドの盾」は黄金の間にさえ入れれば必ず手に入るのでまだいいが、シュテン山道上級の「ガマラのムチ」「にぎりへんげの剣」と、あかずの間深層の「身かわしの盾」「はね返しの盾」は、ランダムでどちらか1つしか入手できない。 シュテン山道上級では「ハラヘラズの腕輪」が手に入る可能性もある。黄金の間以外でも入手できるアイテムなのであまり有難みはない。しかも、検証によるとハラヘラズの腕輪だけ出現率が高いようだ。 両方を入手するためには最低でも2回、運が悪いと何回でも黄金の間に入る必要があり、大部屋の巻物などで黄金の間を探す手間がかかる。どちらも持ち込み可能ダンジョンなのが救いか。 装備品かけに飾った装備品は使えなくなってしまう。例えば、カラクロイドの盾を飾った上でメイン装備に合成したいなら、2個入手しなければならない。 合成せずに倉庫に残しておきたい、ケンゴウ系でロストした時の予備、アスカにも装備させたい……などと考え出すと、いくら入手しても足りなくなる。 そのため、せっかくレアな武器や盾を入手しても、もったいなくて飾れない、あるいは飾るのを優先したために装備として使えないという事態が続出した。 装備品かけは単なるコレクション要素なので無視してもいいのだが、飾ると装備品として使えなくなってしまうのは本末転倒だろう。 例えば、一度入手した装備品は図鑑に載るようなコレクション要素だったら問題にはならなかった。『アスカ見参』や『シレン5』ではこのように改善されている。 苦労して装備品かけをコンプリートしたとしても、報酬やイベントは何もなく達成感に欠ける。せめてクリアマークだけでも欲しかったところである。 一方で城の飾りについては純粋なコレクションアイテムなのだが、こちらについてはダンジョン内では換金も含めて何の役にも立たないという問題点がある。 装備中の腕輪が、攻撃を受けることで壊れるようになった 腕輪は装備中にダメージを受けると一定確率で「腕輪にヒビが入った!」と表示され、ヒビの入った状態で何回か攻撃を受けると壊れてしまう。 ヒビが入るのはあくまで一定確率なので、運が悪いと装備して1回目のダメージでヒビが入ってしまう事もある。 ヒビが入った次の攻撃で即壊れる事はないが、5~15回(ランダムで決まる)攻撃を喰らうと壊れる。 地雷のような爆風ダメージだとヒビが入る確率が高い。そのため、「イッテツ戦車」が前作とは別方向で嫌なモンスターになっている。 厳密には「爆風ではヒビが入りやすいが、爆風でヒビが入った腕輪が壊れることはない」という仕様。しかしヒビ割れは当然、腕輪崩壊へのカウントダウン開始の合図なので厄介。 ヒビが入っただけの状態であれば腕輪の能力は失われず、メッキの巻物や鍛冶屋で修理できるが、鍛冶屋はシュテン山道攻略中にしか使えないし、メッキの巻物も頻繁に手に入るアイテムではない。 これにより多くの腕輪は使い捨てアイテムとなり、過去作で有用だった「ハラヘラズの腕輪」などの価値が大きく下がってしまった。 もっともハラヘラズの腕輪等、壊れない仕様だと性能が壊れ気味の腕輪も存在する。本作で新登場した「超会心の腕輪」等も、壊れなければバランスがおかしな事になる為、壊れることを前提にしたバランス調整とも言える。 超会心の腕輪は装備すると「会心の一撃」より強力な「超会心の一撃」が100%出るようになるが、一撃でも喰らえばヒビすら入らずにすぐに腕輪が壊れるという、いわば事故で壊れる事が前提の性能になっている。 しかし特に便利とされる「とうしの腕輪」と「パコレプキンの腕輪」は、攻撃を受ける機会をうんと減らせるため、滅多に壊れることがなく他の腕輪との格差が大きい。 強力な腕輪の濫用を防ぐための仕様のはずが、これらの腕輪はその能力によって破損のリスク自体を低減出来てしまう。つまり効果と仕様が噛み合っていない。 とうしの腕輪はモンスターの位置が分かる都合上、敵との戦闘前に腕輪を外すようにすれば、壊さずに使うことは容易。 破損を防ぐために腕輪を着脱する事が必然的に多くなり、ゲームテンポを損ねている。 一方、呪われていると腕輪を外して守れなくなるので、呪いの明確なデメリットが増えた。 パコレプキンの腕輪は壁の中に入ることができ、壁の中に入ればほとんどの敵から攻撃を受けなくなるので、こちらは腕輪を外す必要すらない。 通路の出会い頭のモンスターの先制攻撃には気を付ける必要があるが、透視の腕輪と併用すればこの弱点も消える。 「呪われたマイナス効果の腕輪を壊して外せるようになった」「メッキの巻物の使い道が増えた」といった改良点もあるが、腕輪の格差を大きくしたことは否定できない。 腕輪が壊れる仕様自体は後発作品の『GB2』や『アスカ見参』にも存在するが、『シレン2』だけ「壊れない腕輪を作る手段が一切ない」というのも、比較されやすい点。 「ドスコーイ」系モンスターが邪魔 これまで様々なモンスターの特徴を挙げてきたが、いずれも厄介極まりない要素を持ちながらも、それらが本作の面白さに貢献しているという点では賛否両論に挙げられる要素であったと思われるが、このドスコーイ系モンスターに限っては厄介以前に明らかに不快な要素が入っている。 通常は四股を踏むことでアイテムやキャラクターを動かしたり、土偶や階段などを押して運んでくるという面倒な敵である。これだけでも厄介なのだが、それよりも四股を踏む動作でプレイヤーを苛立たせてくる。 ドスコーイ系は出現したらどこにいても30%の確率で四股を踏む動作を行う。同じ部屋に居ない限り実害はなさそうだが、四股を踏む行動を行う度、シレンがどこにいても一瞬足を止めてしまう効果を発揮してしまう。つまり、足踏みやダッシュして移動すると、オンラインゲームのラグのように一定間隔で一瞬動きが止まってカクカクになってしまうのである(歩くだけでもわずかながらラグのような重みは感じられる)。ローグライクゲームはテンポの良さが何よりも重要であるのにも拘らず、こいつが同じフロアに居るだけでテンポが大きく阻害されてしまうのである。 レベル1のドスコーイは「シレンと同じ部屋にいると特技を使わない」という珍しい習性があるが、上位種はシレンと同じ部屋にいてもシコ踏みを行う。 エンディング後のダンジョンには必ず登場するうえに、系統最下位種であるドスコーイですら異常なまでに広い階層に滞在する。例えば「神社の隠し穴」・「最果てへの道」では20階から56階まで(「中腹の井戸」の場合は16階から)出るうえ、そこから上位種が65階から92階まで出るので、ほぼ全エリアにいるようなものである。モンスターが最初から強い「あかずの間」ですら最上位のゴッツァーンが52階から92階まで出る。嫌がらせにも度が過ぎている。 出現範囲こそ広いが出現率はそこまで高くないので、2~3フロアに1匹出る程度の出現頻度なのが救いか。 もっとも、深層でダッシュするのは危険なので、ダッシュを多用しないプレイヤーにとっては実害は薄い方かもしれない。 シレン2は元々テンポが良いのでほとんど気にならないプレイヤーもいるが、人によってはダッシュの度に感じるラグにストレスが溜まる一方である。 土偶を押している間はシコ踏みをしないので、むしろずっと土偶を押していてくれた方が助かる。イテテの土偶などを押して勝手に自滅してくれることもある。 レベル3のゴッツァーンになると階段まで押し出す。登り階段はともかく、下り階段を押して動かす様はシュールである。 総評 64のゲームの中でも屈指の中毒性とやりこみ度を誇り、『不思議のダンジョン』シリーズの基盤を更に練りこみ強化したゲームとの評価も高い。 シリーズ中でも完成度が高く、初心者向けの『2』・上級者向けの『アスカ見参(外伝)』という古参ファンが多い2強の立場に位置する。 その人気と長く遊べるゲーム性ゆえか、中古市場への出回りはイマイチ良いとは言えず、特に中古店舗販売の価格は比較的高い所を推移している。 その完成度は折り紙付きで、今でもシリーズ最新作に勝るとも劣らない遊びごたえを持っており、元は十分取れるだろう。 初心者の間口の広さも安心の為、興味を持ったならプレイしてみる価値は十分ある。 余談 印数システムやマゼルン系のような合成モンスターは、以降のシリーズによく登場することになった。 以降の全作品に出るわけではないが、印数制限とマゼルン系が出ない作品に限って評判が悪い。 また、マゼルンを更に癖の強いモンスターにアレンジした作品もある。そちらはおおむね好評の様子。 他にも、『少年ヤンガス』にはモンスターの壺の調整版とも言える「モリーの壷」が登場しており、本作が後のシリーズに与えた影響は大きかっただろう。 行商人は『シレン4』~『シレン6』にも登場しているが、ダンジョン内のアイテムを拾うことはない、ありがたいNPCとなっている。 本シリーズは元々『不思議のダンジョン』シリーズという括りであり、第1作『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』と第2作『不思議のダンジョン2 風来のシレン』でシリーズ扱いとなっていたのだが、その後『トルネコ』と『シレン』はそれぞれ独立したシリーズとして歩むことになり、『トルネコ』の「2」として『トルネコの大冒険2』が、そして『シレン』の「2」として本作が、それぞれ登場した形になる。 売り上げはシリーズ最大の約284,000本を記録している。N64末期のソフトの為ド派手なヒットとは言えなかったが、本作でシリーズを知ったファンも多かった。 本作の後に発売された『シレンGB2』もGB作品としては評価が高く、久方ぶりの据え置きナンバリングとなった『シレン3』にも多大な期待が寄せられていたのだが…… 風来のシレンシリーズでも屈指の人気を誇る作品だが、未だに移植やリメイクが行われていない。今でも移植やリメイクを望むファンは多い。 2010年にはチュンソフト公式ツイッターで「VCで64のソフトを出すのは難しいのか」とのユーザーからの質問に「VCで64ソフトを出すことは可能」「皆様の声で配信出来るかも知れない」と回答していた。 その事をゲーム情報サイト「INSIDE」が「風来のシレン2をVCで出すことは可能」と記事にしている。 この件でファンは期待を寄せたが、残念ながら配信には至っていない。 本作にはグラフィック強化の為、カセットROMに専用チップが仕込まれていたとの事。 任天堂純正のメモリ拡張パックが必要なものとは異なり、あくまでチュンソフト独自の仕様である為、ここの再現ができないのではないかとされている。 開発に携わった丸田康司氏曰く、「水がれの巻物を読んだ時のうねり表現はラスタースクロールという技法で、任天堂も知らないグラフィックプロセッサーのバグを利用しており、VCで再現できないと思う」とのこと。 完全なバグ技だが、物理的なROM操作でデバッグモードを呼び出せる事で有名。 方法は各自検索して頂ければすぐに出るだろう。コツは要るが、特殊なツールを使用せずに誰でもデバッグモードを呼び出せる、比較的珍しい例。 当然、動作中のソフトを物理的に動かす関係上、データ破損やROM破損が極めて起こりやすい。貴重なソフトが壊れても自己責任。 発売から20年以上経過してから、新たな裏技やバグが発見されている。 2021年に発見された「アイテム無限売却技」 装備品を修正値や印によって買値(*19)を0Gにした上で、尚且つ売値(*20)が発生する組み合わせがあり、その装備を店で何度でも売ることができるバグのような仕様。 例えば、風魔の盾-16(祓う皮)は、店に売ると2400G、店で買うと0Gになる。売っても商品にならないので、店主と会話し続けると無限に売れる。泥棒しなくても簡単に所持ギタンを999999Gまで増やせてしまう。 2022年に発見された「ゾンビシレンバグ」 ある条件を満たして死ぬと、HP0の不死身のシレンを操作できてしまうというとんでもないバグ。敵に攻撃されることもなく、ワナを踏んでも死なない、まさに無敵状態のまま行動できる。 「火柱のダメージでモンスターが爆発(*21)し、HP1のシレンが巻き込まれて死ぬ」というかなり特殊な発生条件のため、22年もの間発見されなかったのも頷ける。 2023年に発見された「転び石の罠でワナ作動の巻物を落として無を取得バグ」 ワナ師の腕輪を装備して転び石の上でワナ作動の巻物を読むと、今読んだワナ作動の巻物を落とせてしまう。 本来は読んだ時点で消滅したはずの巻物を落としたことになり、落とした巻物を拾うと名称がバグったアイテムになってしまう。 名称がバグったアイテムを持って階段を下りると、別のアイテムに変わったりする。 悪用すると好きなアイテムを2つに増やせたり、壺の中に壺を入れられたりする。 シリーズ恒例の早解きキャンペーンが開催されたが、今回はリアルタイムアタックではなくゲーム内に記録されるクリア時間を競う形だった。 記録される時間は1秒が最小単位なので、「セーブデータ選択→行動→リセット」という一連の動作を1秒未満で行えば、実質0秒で行動ができてしまう。 上記は「0秒行動」と呼ばれ、好記録を狙うためにはゲーム自体のテンポが非常に悪くなり、また知っているか否かでプレイヤー格差が生じ、プレイアビリティや公平性の面で当時は問題視された。 タイム短縮のためにはセーブデータのコピーによるパターン確立も行われたが、これもローグライクの本質を損なう攻略法である。 もっとも、隠しキャンペーン(*22)のほうは従来同様にリアルタイムで応募順に表彰された。